日本もそろそろ古墳時代を大河ドラマにするべきだと思う#古墳時代 #大河ドラマ #古代日本史ざっくり解説 #七06

古墳時代大河? 誰が、何を、なぜ喚くのか。無知と妄想のインターネット茶番劇 #古墳時代 #大河ドラマ

── 史料なき時代を巡る匿名者の狂騒曲と、それに付き合う我々の徒労

目次

第一部:虚空に放たれた一石

第1章 本書の目的と構成

本書を読むべきではない理由
茶番を記録する意義(皮肉)

第2章 要約:誰が、何を喚いたか

スレッド全体の混沌
主要な主張と反論(らしきもの)

第3章 発端:愚か者が夢見た「国興る疾風迅雷」

ある書き込みから始まった戯言
「主人公・崇神天皇」という選択の浅はかさ
欠史八代という名の厄介者たち

第4章 登場人物紹介:画面の向こうの匿名者たち

匿名の群衆:名もなき「日曜8時の名無しさん」たち
特定のパターンを持つ主張者(歴史オタク、陰謀論者など)
実名(?)で登場する歴史上の亡霊たち

第5章 疑問点・多角的視点:穴だらけの議論に光を当ててみる

史料の欠落という決定的な問題
考証?そんなものあったのか?
創作と史実の間の危険な綱渡り:フィクションはどこまで許されるか
現代的価値観の押し付け:「戦はイヤ」という白々しさ
卑弥呼の墓を一年かけて掘る?:具体性の欠如

第6章 「空白の時代」という幻想:史料なき迷宮への誘い

謎多き時代のロマンと欺瞞
本当の歴史家は何を知っているのか?:一般人の無知
「空白の4世紀」という名のタブー(?)と騒ぐ者たち
なぜこの時代に固執するのか:隠された動機

第二部:現実という名の残酷ショー

第7章 制作という名の悪夢:予算と史実、そしてタブー

NHKの受信料という名の重税:その使い道は?
予算という名の足枷:古墳造成はカネがかかる
衣装とセット:土と草だけではない?古代世界の貧困なイメージ
皇室、邪馬台国、半島:触れてはならぬ聖域と炎上リスク

第8章 視聴者という名の怪物:神話か、歴史か、それともイケメンか

一般視聴者の無関心:大河ドラマは「見るもの」ではない?
歴史オタクの過剰な期待と批判:揚げ足取り合戦
キャスティングという名の興行:歴史より顔

第9章 日本への影響:無邪気な夢と見えない壁

歴史認識の歪曲?:安易なナショナリズムへの傾倒
地方創生という名の幻想:古墳が観光資源になるか?
外交問題という名の爆弾(三韓征伐ネタなど):触らぬ神に祟りなし
第9章詳細

第10章 歴史的位置づけ:この騒ぎは歴史のどの塵芥か

過去の古代史ブームとの比較(単なる焼き直し?)
インターネット時代の歴史談義(罵り合い):匿名空間の解放と劣化
大河ドラマの役割とその限界(既に終わったコンテンツ?)
第10章詳細

第11章 陰謀論という名の麻薬:深淵を覗きすぎた者たち

ユダヤ人渡来説という怪奇:根拠なき断定
「捏造された歴史」への偏執:学会への不信感
匿名空間が育む妄想:まともな議論の破壊

第12章 今後望まれる研究:この茶番から得られる僅かな知見

歴史学者はこんな議論を見ているか?:高みの見物か、落胆か
メディアと歴史認識の不幸な関係性:どうすれば溝は埋まるのか(埋まるのか?)
健全な議論の不可能性:インターネットは知性を殺したか

第13章 結論:壮大なる無駄話の果てに

結局、大河化は実現するのか?:おそらくしない
匿名者の叫びは何を生むのか?:次の茶番の種
読者への無力な提言:この本をそっと閉じること

補足資料:茶番の証拠と背景

補足1:三者三様の感想:この騒ぎを見て

補足2:茶番を巨視する年表

補足3:この騒ぎをデュエルマスターズにしてみた

補足4:関西弁一人ノリツッコミ:古墳時代大河、なんでやねん!

補足5:大喜利:古墳時代大河、まさかの展開

補足6:ネット反応シミュレーター:予測される阿鼻叫喚とその反論

補足7:教育現場での活用(?):高校生クイズ&大学生レポート課題

補足8:潜在的読者のために:プロモーション資料(笑)

巻末資料:無駄を彩る装飾

用語索引:混乱の羅列(アルファベット順)

用語索引詳細

用語解説:無意味に意味付けを試みる

脚注:蛇足の注釈

免責事項:全ての責任からの逃避


第一部:虚空に放たれた一石

第1章 本書の目的と構成

本書を読むべきではない理由

皆さん、この「本」を開いてしまい、誠にご愁傷様です。率直に申し上げますが、これはあなたが貴重な時間を費やすに値する代物では恐らくありません。ここで語られているのは、日本のインターネットの片隅で、名もなき人々が繰り広げた、とある壮大かつ空虚な議論の記録と、それに対する私の個人的な観察、そして多分に歪んだ考察です。テーマは「古墳時代を大河ドラマにすべきか否か」。歴史エンタメという、そもそも「歴史」なのか「エンタメ」なのか曖昧な領域において、さらに「史料がほとんどない」という致命的なハンディキャップを背負った時代を舞台に、人々が何を考え、何を期待し、そしていかに的外れなことを口にするのか――それを冷徹に、あるいは単に意地悪く眺めるのが本書の目的です。

もしあなたが真面目な歴史書をお求めならば、すぐにこのページを閉じてください。考古学の最新成果や文献史学の厳密な考証に触れたいのであれば、しかるべき学術書や博物館の展示をお勧めします。NHK大河ドラマの今後の展望について真剣な提言をお探しならば、業界関係者のインタビュー記事でも読む方がはるかに有益でしょう。ここにあるのは、大衆の無邪気な願望、浅薄な知識、そしてそれに群がる陰謀論や地域エゴ、さらには制作側の困難さに対する無理解がごちゃ混ぜになった、どうしようもない騒ぎです。それをわざわざ文章として起こし、体裁を整えたところで、得られるものなどたかが知れています。ですが、もしあなたが人間の愚かさや滑稽さに興味がある、あるいはインターネット空間の無益な雑談を分析することに奇妙な喜びを感じる、といった特殊な嗜好をお持ちであれば、もしかしたら退屈しのぎにはなるかもしれません。

コラム:時間の無駄遣い

私自身、このスレッドを眺め、そこから論点を拾い上げ、こうして文章にまとめる作業に、一体どれだけの時間を費やしたことでしょう。生産性?皆無です。社会貢献?逆効果かもしれません。脳の老化防止?ストレスで余計に縮む可能性すらあります。にもかかわらず、なぜこんなことをしているのか。それはおそらく、人間の滑稽さ、特にインターネットという増幅装置を通して剥き出しになる無様さが、私にとって抗いがたい魅力を持っているからでしょう。あるいは単に、他にすることがないだけかもしれません。読者の皆様におかれましても、この本を読むことに多大な時間を浪費する前に、他にやるべきこと(仕事、勉強、睡眠、散歩、爪切りなど)がないか、今一度真剣に検討されることをお勧めします。


第2章 要約:誰が、何を喚いたか

スレッド全体の混沌

この「論文」と称された代物は、実際には日本の巨大匿名掲示板に立てられた、たった一つのスレッド(特定のテーマに関する意見交換の連なり)に過ぎません。発端はシンプルです。「古墳時代を大河ドラマにすべきだ」。この一言から、混沌とした議論の坩堝(るつぼ)が始まりました。参加者は名乗ることもなく、次々と己の思いつくままに意見を書き込みます。崇神天皇を主人公にせよ、欠史八代の飛躍を描け、卑弥呼の墓作りを一年やれ、古墳造営シーンは大変そうだ、史料がないから無理だ、古事記・日本書紀は創作だ、過去の古代史大河はこうだった、三谷幸喜ならどうか、手塚治虫の『火の鳥』は、安彦良和の漫画は、渡来人とのロマンスを入れろ、いや創作過ぎるとつまらない、白村江の戦いの後を描け、物部氏vs蘇我氏なら面白い、倭の五王だ、いや根拠がない、陰謀論だ、ユダヤ人渡来説だ、捏造カンサイだ、NHKは朝鮮寄りだ、イケメン俳優を使え、そもそも大河ドラマなんて…といった具合に、ありとあらゆる角度から、しかしほとんどが表層的かつ感情的な言葉が投げつけられました。

統一された論調など存在しません。それぞれの書き込みは、各人の知識(正確なものから歪んだものまで)、関心、願望、偏見を反映しており、対話というよりは、同じ空間で各々が叫んでいるような有様です。真面目に史料の問題点を指摘する声もあれば、完全にファンタジーとしての可能性を語る者、特定の歴史観や陰謀論を開陳する者まで、まさに玉石混淆(ぎょくせきこんこう)、あるいは単に石ころだらけといった様相を呈していました。

主要な主張と反論(らしきもの)

この混沌から、いくつかの主要な主張とそれに対する反論(もどき)を抽出することは可能です。

  1. 古墳時代大河化賛成論: * 「国興る疾風迅雷の時」でありドラマチック。 * 史料が少ないからこそ創作の余地があり、面白くできる。 * 崇神天皇やヤマトタケルなど、魅力的な人物・伝承がある。 * 各地の豪族や渡来人との交流を描ける。 * 知らない時代だからこそ興味を引く可能性がある。
  2. 古墳時代大河化反対・慎重論: * 圧倒的に史料が不足しており、ドラマとして一年間持たない。 * 古事記・日本書紀は神話・創作であり、史実に基づいたドラマにはならない。 * 古墳造営など、絵面的に地味になりがち。 * 特定の時代・人物(例:欠史八代、三韓征伐など)は歴史的・政治的にデリケートな問題を孕む(タブー)。 * 一般視聴者には馴染みがなく、視聴率が取れない。 * 予算が莫大にかかる割に効果が薄い。
  3. 折衷案・別案: * 単発ドラマや特別枠でやるべき。 * 主人公を交代制にする。 * 神話やファンタジーとして割り切る(例:『火の鳥』実写化)。 * 時代を少しずらす(例:飛鳥時代、倭の五王時代など)。 * 歴史考証を重視しつつ、地味な部分(治水、土豪鎮圧)を丁寧に描く。
  4. 逸脱した主張: * 特定の陰謀論(例:ユダヤ人渡来説、歴史捏造)の開陳。 * 特定の地域(地元)を舞台にせよという要求。 * NHKや学術界への不信感や罵倒。

これらの主張は、互いに噛み合わないことも多く、同じ人物が矛盾した意見を書き込んでいる可能性すらあります。まさしく、インターネットという名のアメーバのような議論でした。

コラム:インターネットという名の壁打ち会場

インターネット掲示板での議論というものは、しばしば建設的な対話というよりも、参加者それぞれの思考が壁に当たって跳ね返ってくる「壁打ち」に近いのかもしれません。相手の言葉を聞いているようでいて、実は自分の考えを投げつけ返ってくる球を受け止めているだけ。他の人の意見を真に理解し、自分の意見を修正したり深めたりすることは稀です。特に匿名空間では、その傾向が顕著になります。責任がないということは、何を言っても許されるという傲慢さにつながり、結果として論点は拡散し、罵詈雑言や頓珍漢な主張が跋扈(ばっこ)するのです。このスレッドも、まさにそんな壁打ち会場の一つだったと言えるでしょう。多くの球が投げられましたが、ほとんどは虚空に吸い込まれていっただけのように見えます。


第3章 発端:愚か者が夢見た「国興る疾風迅雷」

ある書き込みから始まった戯言

全ての始まりは、実に他愛のない、しかし一部の人間の脳内では壮大な妄想へと繋がりかねない、たった一つの書き込みでした。

1: 日曜8時の名無しさん 2024/03/07(木) 11:24:45.36 ID:???

日本もそろそろ古墳時代を大河ドラマにするべきだと思う
主人公は事実上の初代天皇とされるミマキイリビコこと崇神天皇で良いでしょう
国興る疾風迅雷のとき
これは面白くなるぞ!

「日曜8時の名無しさん」。この匿名の存在が、まるで世界を変えるかのような調子で放った一言が、その後の騒ぎの引き金となりました。「古墳時代を大河に」。シンプルながら、歴史好き、テレビ好き、そして何よりも「なんとなく壮大なものが好き」な人々の琴線に触れたのかもしれません。「国興る疾風迅雷のとき」という、いかにもドラマチックなフレーズも、安易な興奮を呼び覚ますには十分でした。もちろん、これは個人的な感想であり、深い歴史観に基づいたものではありません。しかし、インターネットとはかくも単純な一言が、思わぬ波紋を広げる場所なのです。

「主人公・崇神天皇」という選択の浅はかさ

そして、この発言者は、さらに具体的な提案として「主人公は事実上の初代天皇とされるミマキイリビコこと崇神天皇で良いでしょう」と続けます。事実上の初代天皇。この表現には、神武天皇から開化天皇までの、いわゆる「欠史八代」の実在性や事績が歴史学的に極めて不確かであることを踏まえつつも、崇神天皇以降、つまり3世紀後半から4世紀初頭にかけての時期に、畿内を中心とした強力な政治勢力(ヤマト王権の原型)が形成されたという説を意識しているのかもしれません。しかし、「事実上の初代」という言葉の響きに酔っているだけで、具体的に崇神天皇の何を描くのか、その事績とされるものが『日本書紀』や『古事記』といった後世の編纂物にいかに断片的に記されているのか、そしてその記述が史実とどの程度乖離しているのか、といった根本的な問題には恐らく思い至っていません。単に「初代っぽい」というだけで、物語の核となる人物を選んでいるに過ぎない、その浅はかさが既にこの議論の行く末を暗示していました。

欠史八代という名の厄介者たち

崇神天皇を「事実上の初代」と呼ぶことは、同時にその前の欠史八代の存在を暗黙のうちに棚上げすることでもあります。教科書にも載る彼らは、確かに『古事記』や『日本書紀』には記されていますが、その事績は極めて乏しく、歴史学的な検証に耐えうる具体的な証拠はほとんど見つかっていません。実在すら疑わしい、文字通りの「欠史」、つまり歴史が欠落した、あるいは意図的に空白にされた時代の天皇たちです。彼らをどのようにドラマで描くのか?登場人物紹介すらせずにスキップするのか?それとも、彼らを「虚構」として描きつつ、その後の崇神天皇の実像に迫るという、さらに難易度の高い構成にするのか?発言者はそこまで考えているはずもありません。欠史八代という厄介な存在は、古墳時代早期を描こうとすると必ずつきまとう、歴史の冷たい現実なのです。

コラム:歴史学者の苦悩(遠い目)

歴史学者の先生方は、こうしたネットの議論を見て何を思っているのでしょう。「史料がないから面白い?」「空白の時代だから想像で?」…彼らは日夜、土の中から出てきたカケラや、虫食いの古文書、かすれた碑文といった、限られた、そして往々にして解釈が難しい証拠と向き合い、気の遠くなるような作業で「歴史」を再構築しようとしています。その努力を、わずか数行のネットの書き込みで「史料がないから適当に作れ」と片付けられる。その時、彼らの目にはどんな光景が映るのでしょうか。絶望?諦観?それとも、単にため息をつくだけでしょうか。私にはその深い苦悩を理解する術はありませんが、想像するだけで少しだけ心が痛みます。いや、やはり痛まないかもしれません。所詮、他人事ですから。


第4章 登場人物紹介:画面の向こうの匿名者たち

匿名の群衆:名もなき「日曜8時の名無しさん」たち

この茶番劇の舞台に登場するのは、まず何よりも「日曜8時の名無しさん」と名乗る(あるいは名乗らざるを得ない)匿名の群衆です。彼らは特定の個人ではなく、インターネット上に無数に存在する「声」の集合体です。ある時は歴史に詳しい(つもりの)専門家気取り、ある時は単なるミーハー、ある時は政府やNHKに不満を持つ陰謀論者、ある時は地元愛に燃える地域住民。彼らは常に匿名という透明な鎧をまとい、責任を負うことなく、思いつくままに、あるいは特定の感情に突き動かされるままに言葉を投げつけます。彼ら一人一人に名前も顔もありませんが、その集合体として、このスレッドに「多様性」と「混沌」をもたらしました。彼らの言葉こそが、本書の分析対象であり、この茶番劇の主役と言えるでしょう。

特定のパターンを持つ主張者(歴史オタク、陰謀論者など)

匿名とはいえ、その書き込みには特定のパターンが見られます。例えば、「史料が少ない」という問題に異常にこだわる者は、おそらく一定の歴史知識を持つ「歴史オタク」でしょう。彼らは正確な情報や考証を重んじる一方で、エンタメに対する理解が不足している傾向が見られます。「卑弥呼の墓」「空白の4世紀」「ユダヤ人渡来説」といったキーワードに執着する者は、特定の歴史観や陰謀論に傾倒している可能性が高い「陰謀論者」です。彼らは公式な歴史や学説を信じず、自分たちが「真実」と信じる物語を熱心に布教しようとします。また、「イケメン俳優を出せ」「視聴率が取れない」といった現実的な(あるいは俗っぽい)視点を持ち出す者は、テレビドラマを商業的なコンテンツとして捉える「一般視聴者」(ただし、匿名掲示板に書き込む時点で「一般」からは少し外れているかもしれませんが)でしょう。彼らは歴史そのものよりも、ドラマとしての面白さや俳優に興味があります。これらのタイプは明確に分離できるわけではなく、一人の匿名者が複数の顔を持つことも珍しくありません。

実名(?)で登場する歴史上の亡霊たち

スレッドには、歴史上の人物の名前も度々登場します。彼らはもはや生きた人間ではなく、過去の記録や伝承の中に存在する「亡霊」です。彼らの実像は時代と共に歪められ、現代人の都合の良いイメージが付与されています。スレッドにおける彼らは、議論の駒として、あるいは単なるキーワードとして、匿名者たちの手によって弄ばれています。以下に、スレッドに登場した主な「亡霊」たちを挙げます。(年齢は計算不能なため記載しません)

  • ミマキイリビコ(崇神天皇 / Mimakiirihiko / すじんてんのう): 『日本書紀』では第10代天皇。『古事記』では御真木入日子印恵命(ミマキイリヒコイニエノミコト)。後世の史書で最初に具体的な事績が多く記された天皇とされ、初代神武天皇以下の欠史八代と区別して「事実上の初代」と呼ばれることも。統一事業や祭祀の整備を行ったとされますが、その実像や正確な活動時期には諸説あります。スレッドでは主人公候補の筆頭に挙げられました。
  • 卑弥呼(Himiko / ひみこ): 3世紀、邪馬台国の女王。『魏志倭人伝』に登場。鬼道(呪術)で人々をまとめ、魏に使者を送ったとされます。邪馬台国の位置や実像については、歴史学・考古学最大の謎の一つです。スレッドでは「お墓作る苦労話」など、具体的な(しかし想像上の)描写の可能性として言及されました。
  • ヤマトタケル(倭建命 / Yamatotakeru / やまとたけるのみこと): 『古事記』『日本書紀』に登場する伝説的な英雄。景行天皇の子。クマソやエミシなどを征討したとされますが、その事績は神話的要素が強く、史実性は限定的と見られています。スレッドではドラマチックなキャラクターとして言及されました。
  • 大国主命(Okuninushi / おおくにぬしのみこと): 『古事記』『日本書紀』に登場する出雲地方の神。国譲り神話でヤマトの神に国を譲ったとされます。スレッドではスサノヲと共に神話パートとして言及されました。
  • スサノヲ(Susanoo / すさのをのみこと): 『古事記』『日本書紀』に登場する神。アマテラスの弟。ヤマタノオロチ退治などが有名。スレッドでは神話パートとして言及されました。
  • 四道将軍(Shido Shogun / しどうしょうぐん): 『日本書紀』に登場する、崇神天皇の命を受けて全国各地を平定したとされる将軍たち(大彦命、武渟川別、吉備津彦命、丹波道主命)。彼らの事績も伝承的要素が強いです。スレッドでは「蛮族を征服する覇業」として言及されました。
  • 神功皇后(Jingu Kogo / じんぐうこうごう): 『日本書紀』に登場する仲哀天皇の后。三韓征伐を行ったとされる伝説的な人物。その実在性や事績には多くの議論があります。スレッドでは「三韓征伐をドラマ化して…NHKから朝鮮人の影響を取っ払ったことを証明してほしい」という、極めて政治的・排他的な文脈で言及されました。
  • 仁徳天皇(Nintoku Tenno / にんとくてんのう): 『日本書紀』では第16代天皇。大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の被葬者として知られることがあります(被葬者については諸説あり)。民の竈から煙が立たないのを見て税を免除したという仁政の伝承がありますが、実像は不明な点が多いです。スレッドではネタの一つとして言及されました。
  • 倭の五王(Wa no Go O / わのごおう): 5世紀に中国南朝の史書(『宋書』など)に記録された倭国の五人の王(讃・珍・済・興・武)。彼らの遣使によって、5世紀のヤマト王権の活動が初めて確実な対外史料で確認できます。雄略天皇はこのうちの武に比定されることが多いです。スレッドでは「割と面白そうだ」として言及されました。
  • 推古天皇(Suiko Tenno / すいこてんのう): 『日本書紀』では第33代天皇。初の女性天皇。飛鳥時代、聖徳太子が摂政を務めた時期に在位しました。厳密には古墳時代終末期から飛鳥時代にかけての人物ですが、スレッドでは時代区分に関連して言及されました。
  • 聖徳太子(Shotoku Taishi / しょうとくたいし): 推古天皇の摂政。十七条憲法、冠位十二階制定など、国家形成に大きな役割を果たしたとされる人物。その実像には近年の研究で疑問も呈されています。スレッドでは推古天皇や飛鳥時代と共に言及されました。
  • 蘇我氏(Soga-shi / そがし): 飛鳥時代に力を持った豪族。仏教受容などを推進し、政治の主導権を握りましたが、大化の改新で滅ぼされました(馬子、蝦夷、入鹿など)。スレッドでは物部氏との対立が面白そう、として言及されました。
  • 物部氏(Mononobe-shi / もののべし): 古代の有力豪族。軍事や祭祀を担いました。仏教受容を巡って蘇我氏と対立し、滅ぼされました(守屋など)。スレッドでは蘇我氏との対立が面白そう、として言及されました。
  • 大友金村(Otomo no Kanamura / おおとものかなむら): 6世紀の人物。磐井の乱鎮圧などで活躍しましたが、後に失脚しました。スレッドでは物部氏との政争として言及されました。
  • 磐井(Iwai / いわい): 6世紀、北部九州の有力者。ヤマト王権に反抗し、磐井の乱を起こしました。スレッドでは反乱そのものがドラマになり得るとして言及されました。
  • 粟田真人(Awata no Mahito / あわたのまひと): 飛鳥時代末期から奈良時代初期の官人。遣唐使として唐に渡り、国号を「日本」と定めたことを告げたとされる人物。スレッドでは七世紀(飛鳥時代)の締めくくりとして言及されました。
  • 太安万侶(O no Yasumaro / おおのやすまろ): 奈良時代の官人。『古事記』の編纂に携わりました。墓誌が出土しており、実在が確実な数少ない古代の人物です。スレッドでは『古事記』をドラマ化するなら彼が主人公になる、と皮肉る文脈で言及されました。
  • 稗田阿礼(Hieda no Are / ひえだのあれ): 『古事記』編纂に関わったとされる人物。驚異的な記憶力の持ち主だったとされます。その実像には諸説あります(女性説など)。スレッドでは太安万侶と共に皮肉る文脈で言及されました。
  • 野見宿禰(Nomi no Sukune / のみのすくね): 『日本書紀』に登場する人物。当麻蹶速と力くらべをし、日本の相撲の起源となったとされます。埴輪の起源にも関わったという伝承があります。スレッドでは相撲の起源として言及されました。
  • : 『日本書紀』に登場する人物。大和国の当麻に住んでいたとされる力自慢。野見宿禰に敗れました。スレッドでは野見宿禰と共に言及されました。
  • タケミカヅチ(Takemikazuchi / たけみかづち): 日本神話の神。国譲り神話で活躍。武神として信仰されました。スレッドでは武力統一に関連して言及されました。
  • 八綱田(Yatsunada / やつなだ): 『古事記』に登場するタケミカヅチが用いた剣「天之尾羽張(アメノオハバリ)」の別名、あるいはそれに付属するものか。スレッドでは武力統一に関連して言及されました。
  • 阿弖流為(Aterui / あてるい): 8世紀末から9世紀初頭の蝦夷(えみし)の指導者。ヤマト王権の侵攻に抵抗しました。時代は古墳時代より後ですが、スレッドでは「蛮族」側の視点からの難しさとして言及されました。
  • 安倍比羅夫(Abe no Hirafu / あべのひらふ): 7世紀中頃の人物。斉明天皇・天智天皇の頃に蝦夷征討や粛慎(みしはせ)との戦いを行ったとされる武将。スレッドでは蝦夷との関係や歴史隠蔽の文脈で言及されました。
  • 温羅(Ura / うら): 岡山県吉備地方の伝承に登場する鬼、あるいは異国の渡来人。桃太郎伝説の鬼のモデルとされることがあります。スレッドでは渡来人、吉備の勢力として言及されました。
  • 吉備津彦命(Kibitsuhiko no Mikoto / きびつひこのみこと): 『日本書紀』に登場する四道将軍の一人。吉備地方を平定したとされる伝承上の人物で、温羅伝承と結びつけられることがあります。スレッドでは四道将軍、吉備の勢力として言及されました。
  • 紫式部(Murasaki Shikibu / むらさきしきぶ): 平安時代の女流作家。『源氏物語』の作者。スレッドでは現代の大河ドラマと比較する文脈で言及されました。
  • 藤原道長(Fujiwara no Michinaga / ふじわらのみちなが): 平安時代の公卿。『光る君へ』の主人公の一人。スレッドでは現代の大河ドラマと比較する文脈で言及されました。
  • 豊臣秀吉(Toyotomi Hideyoshi / とよとみひでよし): 戦国時代から安土桃山時代の武将。天下統一を成し遂げ、朝鮮出兵を行いました。スレッドでは朝鮮出兵を巡る議論で言及されました。
  • 加藤清正(Kato Kiyomasa / かとうきよまさ): 安土桃山時代の武将。豊臣秀吉の家臣で、朝鮮出兵で活躍しました。スレッドでは秀吉と共に言及されました。
  • 小西行長(Konishi Yukinaga / こにしゆきなが): 安土桃山時代の武将。豊臣秀吉の家臣で、朝鮮出兵で活躍しました。スレッドでは秀吉と共に言及されました。
  • ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin / Владимир Путин): ロシア連邦大統領。スレッドでは豊臣秀吉の朝鮮出兵とウクライナ侵攻を比較する文脈で言及されました。
  • 黒岩重吾(Kuroiwa Jugo / くろいわじゅうご): 20世紀後半に活躍した日本の小説家。古代史をテーマにした作品も多数執筆しました。スレッドでは彼の作品『ワカタケル大王』が話題になった、と過去の事例として言及されました。
  • ワカタケル大王(Wakatakeru O / わかたけるだいおう): 雄略天皇の別名とされることがあります。稲荷山古墳鉄剣や江田船山古墳鉄刀の銘文に名が見え、実在が確実視される5世紀末の有力な王です。スレッドでは黒岩重吾の作品と関連して言及されました。
  • 三谷幸喜(Mitani Koki / みたにこうき): 日本の脚本家、演出家、映画監督。NHK大河ドラマの脚本も複数担当(『新選組!』『真田丸』『鎌倉殿の13人』など)。スレッドでは彼の名前が挙がり、予算の問題で古代史大河を断念したという噂も語られました。
  • 手塚治虫(Tezuka Osamu / てづかおさむ): 日本の漫画家。日本のストーリー漫画の基礎を築きました。『火の鳥』は古代を舞台にした章を含む代表作。スレッドでは『火の鳥 黎明編』などの実写化が提案されました。
  • 宗像教授(Munakata Kyoju / むなかたきょうじゅ): 星野之宣の漫画『宗像教授シリーズ』の主人公。民俗学・考古学の知識で様々な超常現象や古代史の謎を解明する人物。スレッドでは彼のドラマ化が提案されました。
  • 安彦良和(Yasuhiko Yoshikazu / やすひこよしかず): 日本のアニメーター、漫画家。アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズのキャラクターデザインや作画監督として著名。漫画家としては古代史をテーマにした作品(『ナムジ』『神武』『蚤の王』など)も多数執筆。スレッドでは彼の作品のドラマ化が提案されました。

コラム:名前を持つということ、持たないということ

歴史に名を残した人物。彼らは確かに存在し、あるいは存在したとされる物語を持つがゆえに、現代において再び人々の口の端に上ります。一方で、このスレッドで書き込んでいる「日曜8時の名無しさん」たちは、名前を持ちません。それは彼らの発言に重みがないことを意味するのでしょうか。それとも、名がないからこそ自由に、ある意味で本能的に語れるということなのでしょうか。歴史上の人物は、後世の解釈というフィルターを通してのみ我々の前に現れます。匿名者は、そのフィルターが極めて薄い、あるいは存在しない状態で、剥き出しの思考を晒します。どちらが「真実」に近いか、などと問うのは愚かでしょう。ただ、名前があるか、ないか。それだけの違いが、かくも異なる言説を生み出す、という事実だけがそこに横たわっています。


第5章 疑問点・多角的視点:穴だらけの議論に光を当ててみる

史料の欠落という決定的な問題

スレッドの中で、多くの人が「史料がない」という点を指摘しています。これは古墳時代、特にその前期から中期にかけて(3世紀中頃~5世紀頃)を歴史ドラマとして描く上で、最も決定的な、そして絶望的な問題です。この時代に関するまとまった同時代の記録は、日本国内にはほぼ皆無です。唯一の外部からのまとまった情報源は、3世紀の『魏志倭人伝』ですが、これも邪馬台国の短い記述に過ぎず、その後の古墳時代についてはほとんど触れていません。5世紀以降になると、中国の史書(『宋書』倭国伝など)に「倭の五王」に関する記述が現れますが、これも断片的です。国内史料としては、『古事記』や『日本書紀』がありますが、これらは古墳時代が終焉した後の8世紀に編纂されたものであり、それ以前の出来事については神話や伝承、系譜などが中心で、史実としてどこまで信用できるかには大きな議論があります[1]。考古学的な発見(古墳、副葬品、木簡、碑文など)は進んでいますが、それだけで具体的な人物のドラマや連続した物語を構成するのは至難の業です。 anonymous users 「日曜8時の名無しさん」たちがこの問題に気づいていることは、まだ知性のかけらが残っている証拠と言えるでしょう。しかし、その深刻さを本当に理解しているかは疑わしいですが。

考証?そんなものあったのか?

史料がないということは、当然ながら「歴史考証」も極めて困難になります。歴史考証とは、残された史料や考古学的証拠に基づいて、当時の出来事や人々の生活、文化などを可能な限り正確に再現しようとする作業です。しかし、再現すべき元の情報が圧倒的に足りないのです。当時の人々の話し方(言葉)、服装、建物、食事、習慣、価値観、感情…これらを具体的に想像するための手掛かりがほとんどありません。スレッドでは「歴史考証が難しいかも」と軽く言及されていますが、これは「難しいかも」というレベルではなく、もはや「まともな考証は不可能に近い」というレベルの話です。当時の言葉など、現代の日本語とは全く異なるはずですが、ドラマではどうするのでしょうか?現代語で喋らせる?それは考証でも何でもありません。衣装やセットも、想像や類推に頼る部分が非常に大きくなります。考証という名の、壮大なごっこ遊びになる可能性が高いのです。

創作と史実の間の危険な綱渡り:フィクションはどこまで許されるか

史料がない→考証が難しい→必然的に創作に頼る、という流れになります。スレッドでも「全くの創作ドラマ」「神話みたいなもの」「架空の渡来人との出会い」といった意見が出ていましたが、これはある意味、現実的な帰結です。しかし、問題は「どこまで創作を許容するか」です。大河ドラマは「歴史ドラマ」という建前を持っています。完全にゼロから作り上げたファンタジーならば問題ありませんが、「歴史」という看板を掲げる以上、ある程度の史実性や時代の雰囲気を反映させる責任が伴います。史実と大きく異なる描写をすれば、歴史ファンから猛烈な批判を受けるでしょう。かといって、史実にこだわりすぎれば、物語が成立しないか、極めて地味な内容になってしまいます。これは、歴史エンタメ全体に共通する問題ですが、史料の少ない古墳時代ではその葛藤が極限まで高まります。綱渡りは危険です。落ちれば炎上か、あるいは誰にも見向きもされないという、悲惨な結末が待っています。

現代的価値観の押し付け:「戦はイヤ」という白々しさ

スレッドの中に「『戦はイヤでございますぅ』などと現代の価値観を持ち込むのはやめていただきたい」という意見がありました。これは、現代のドラマ(特に近年の大河ドラマ)で、登場人物が現代的な平和主義や人権意識に基づいた言動をすることに対する批判です。確かに、当時の価値観は現代とは全く異なります。権力者は容赦なく敵を排除し、人々は貧困や飢餓、疫病に苦しみ、差別や不平等は当たり前でした。そんな時代に生きる人物が、現代的な感性で「戦はイヤ」などと口にするのは、白々しく、時代考証を放棄したご都合主義に見えるかもしれません。しかし、逆説的に言えば、現代の視聴者は現代的な感性でドラマを見ます。あまりに当時の価値観に忠実に描きすぎると、共感できず、不快感を覚える可能性があります。どこまで当時の「野蛮さ」を描写し、どこまで現代的な「普遍性」を仮託するのか。これもまた、制作側の悩ましい選択です。スレッドの書き込みは、この問題に対する一つの極端な反応と言えるでしょう。

卑弥呼の墓を一年かけて掘る?:具体性の欠如

「卑弥呼の墓作る苦労話を一年やるとか」「ひたすら古墳を作る話だから簡単だろ」といった書き込みは、この議論全体に共通する具体的なイメージの欠如をよく表しています。確かに、古墳造営は古墳時代を象徴する出来事ですが、それを一年間ドラマとして見せるとなると、一体どのような描写になるのでしょうか?ひたすら土を運ぶシーン?延々と測量するシーン?労働者の苦労話?権力者の号令?…おそらく、すぐにネタ切れとなるでしょう。発想は面白いかもしれませんが、ドラマとして成立させるには、その裏にある人間ドラマや政治ドラマを綿密に練り上げる必要があります。しかし、そのためにはやはり史料が必要となります。結局、「古墳を作る」という表面的な事象に目を奪われているだけで、その内実を描くことの困難さには思い至っていないのです。この手の、思いつきのようで何も考えていない提案が、スレッドには溢れていました。

コラム:退屈な現実と面白いフィクション

歴史の「史実」は、しばしば退屈で、不確実で、断片的です。それだけでは、多くの人々を一年間釘付けにするドラマにはなり得ません。一方、歴史「エンタメ」は、史実を土台としつつも、大胆な創作、魅力的なキャラクター、わかりやすい物語構造、そして現代的なテーマを盛り込むことで面白く作られます。両者の間には、深い、そして越えがたい溝があります。スレッドで交わされた意見は、この溝の深さを理解していない、あるいは理解しようとしない人々の叫びです。史実を重んじるほど退屈になり、面白さを追求するほど史実から離れる。それが歴史エンタメの宿命です。古墳時代?その溝は琵琶湖よりも深いかもしれませんね。


第二部:現実という名の残酷ショー

第7章 制作という名の悪夢:予算と史実、そしてタブー

NHKの受信料という名の重税:その使い道は?

この議論の舞台がNHK大河ドラマである、という点が問題をさらに複雑にしています。NHKは公共放送であり、その運営は受信料によって賄われています。一部には「受信料という名の重税」と揶揄(やゆ)する声もあり、その使い道には常に厳しい目が向けられています。年間を通じて放送される大河ドラマは、NHKの看板番組の一つであり、莫大な制作費が投じられます。そんな番組で、史料の乏しい古墳時代という、ある意味で冒険的なテーマを取り上げることには、大きなリスクが伴います。もし視聴率が低迷すれば、「無駄遣いだ」「誰得(誰が得するんだ)なんだ」という批判が噴出するのは目に見えています。「国民から受信料を取ってるからごく一部の歴史オタク向けだけにドラマは作れない」というスレッドの意見は、まさにこの現実を突いたものです。NHKとしては、広く国民に受け入れられる、無難で、かつ一定の教育的価値も求められるテーマを選びたいのが本音でしょう。古墳時代は、その点でハードルが高すぎるのです。

予算という名の足枷:古墳造成はカネがかかる

スレッドで「古墳の造成シーン撮るの大変そう」「予算の問題からダメと言われたらしい」という意見がありましたが、これも的を射ています。古墳時代を描くということは、巨大な古墳や当時の集落、祭祀場などをセットで再現する必要があるということです。しかも、史料が乏しい中で、考証に基づいた(あるいはそれっぽい)セットを一から作り上げるのは、他の時代(戦国時代や江戸時代など、比較的史料が豊富でセットも使い回せる時代)に比べてはるかにコストがかかります。大規模な土木工事の描写、多くのエキストラを使った労働シーン、当時の生活様式を再現した小道具など、全てが未知数であり、開発費用がかさむ要素です。特に、古墳造営をテーマの中心に据えるとなると、そのスケール感を出すためには莫大な予算が必要になるでしょう。まさに「予算という名の足枷」が、この壮大な夢の実現を阻んでいるのです。

衣装とセット:土と草だけではない?古代世界の貧困なイメージ

古墳時代の衣装やセットというと、多くの人が思い浮かべるのは、縄文時代や弥生時代と大差ない、粗末な貫頭衣(かんとうい)や掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)、そして土でできた古墳や埴輪といった、どこか貧しく地味なイメージではないでしょうか。しかし、考古学的な発見からは、当時の有力者が豪華な装飾品(勾玉、釧、金銅製のアクセサリーなど)や大陸から伝わった武器・武具(鉄剣、甲冑など)を身につけ、一定の技術力を持った建物(例えば、吉備の盾築古墳に見られるような特殊な祭祀施設など)も存在したことが分かっています。とはいえ、平安時代のような雅な衣装や、戦国時代のような派手な甲冑、江戸時代のような精緻な町並みに比べれば、絵的な魅力は低いかもしれません。テレビドラマとして視聴者の目を楽しませるためには、こうした「地味さ」をいかに乗り越えるか、あるいは逆にそのシンプルさの中に力強さや神秘性を見出すか、制作側の腕が問われますが、それは同時に大きな挑戦でもあります。「画は地味になるけど…」という懸念は、至極当然の反応と言えるでしょう。

皇室、邪馬台国、半島:触れてはならぬ聖域と炎上リスク

古墳時代という時代は、現在の皇室の起源や、日本の国家形成の始まりに関わる時代であるため、極めて政治的・歴史的にデリケートな問題を孕んでいます。特に、天皇の系統や実在性、邪馬台国の位置とヤマト王権の関係、そして朝鮮半島との交流や軋轢(あつれき)といったテーマは、様々な歴史観や政治的立場の人々にとって「触れてはならぬ聖域」であり、安易に踏み込めばたちまち炎上する可能性を秘めています。スレッドで「神功皇后による三韓征伐をドラマ化して、NHKから朝鮮人の影響を取っ払ったことを証明してほしい」という、露骨なヘイトスピーチに近い主張が出たことからもわかるように、この時代を扱うことは、特定の政治的主張やナショナリズム、あるいは反〇〇感情と結びつけられやすいのです。公共放送であるNHKが、そうした論争の渦中に自ら飛び込むことは、極めてリスクが高いと言わざるを得ません。歴史考証の問題以前に、題材そのものが持っている「炎上リスク」が、制作を躊躇させる大きな要因でしょう。まるで地雷原を歩くようなものです。

コラム:無難is Best?

日本の歴史ドラマを見ていると、戦国時代と幕末が繰り返し描かれることに気づきます。これは、これらの時代が史料が豊富で、ドラマチックなエピソードが多く、登場人物も個性的で人気が高いという、ドラマ制作における「安全パイ」だからでしょう。多少の考証ミスや解釈の相違があっても、物語の面白さで押し切れる。視聴者も馴染みがあるから安心して見られる。それに比べて、古墳時代のような、史料が少なく、解釈が分かれ、デリケートな問題を孕む時代は、制作者にとってはリスクしかありません。時間も予算もかかり、炎上する可能性もあり、挙げ句の果てに「地味だ」「つまらない」と言われるかもしれない。私なら絶対に選びませんね。無難 is Best。それが日本のテレビ業界の真理なのかもしれません。


第8章 視聴者という名の怪物:神話か、歴史か、それともイケメンか

一般視聴者の無関心:大河ドラマは「見るもの」ではない?

スレッドでは「一般視聴者の興味が向かない」「ごく一部の歴史オタク向け」といった意見が散見されました。これもまた、制作側が直面する厳しい現実です。確かに、古墳時代という時代は、多くの日本人にとって遠い過去であり、学校で習った断片的な知識(卑弥呼、古墳、埴輪くらい?)以外には馴染みがありません。登場人物の名前を聞いてもピンとこないでしょう。そんな時代を舞台にしたドラマに、果たしてどれだけの一般視聴者が興味を持つでしょうか。「なんか難しそう」「知ってる人が出てこない」といった理由で敬遠される可能性は高いです。大河ドラマとはいえ、全ての国民が見ているわけではありませんし、視聴率は近年低迷傾向にあります。そんな中で、さらに視聴者を選ぶようなテーマに挑戦するのは、勇気というよりは無謀に近いかもしれません。多くの人々にとって、大河ドラマは「家族が見ているからなんとなく」「好きな俳優が出ているから」「話題になっているから」といった理由で見るものであって、純粋に歴史そのものへの関心から能動的に見る人は、残念ながら少数派なのです。

歴史オタクの過剰な期待と批判:揚げ足取り合戦

一方で、「歴史オタク」と呼ばれる層は、特定の時代や人物に対して深い知識と強いこだわりを持っています。彼らは大河ドラマに高い専門性と考証の正確さを求めがちで、少しでも史実と異なる描写や、自分たちの解釈と違う表現があると、SNSやネット上で猛烈な批判を展開します。「あの時代の〇〇はこうではなかった」「この人物はこんな言葉遣いはしない」「あの小道具は時代錯誤だ」といった、いわゆる「揚げ足取り」です。史料の少ない古墳時代であれば、制作側は想像で補うしかありませんから、当然ながら彼らのツッコミどころは満載になるでしょう。彼らを満足させようとすればするほど、ドラマとしての面白さや分かりやすさが失われ、結果として一般視聴者からさらに遠ざかってしまいます。すべての歴史オタクを満足させることは不可能であり、彼らの声に耳を傾けすぎると、身動きが取れなくなるのです。彼らは視聴率には貢献しないのに、声だけはやたらと大きい、ある意味で厄介な存在と言えます。

キャスティングという名の興行:歴史より顔

結局のところ、現代のテレビドラマ、特に大河ドラマのような国民的コンテンツにおいては、出演する俳優の知名度や人気が、視聴率を大きく左右します。歴史上の人物の再現度や演技力よりも、誰が出ているか、が重要視される傾向が否めません。スレッドにも「とりあえずイケメンとかアイドル出しとけばいいんじゃね」「大河ドラマの本質ってそれなんよね。歴史ドラマというより、数多くの人気俳優やタレントが共演するドラマ」といった、冷めた、しかし真実を突いた意見がありました。史料の少ない古墳時代であれば、知名度の低い俳優を起用しても視聴率は期待できません。かといって、人気の俳優を無理やりキャスティングしても、彼らに古墳時代の人物を演じさせることが、ドラマとして成功する保証にはなりません。キャスティングは、歴史ドラマというよりもはや「興行」の側面が強く、歴史的事実や考証は二の次になりがちです。「歴史より顔」。それが残酷な現実なのです。

コラム:私が大河ドラマを見ない理由

正直に告白すると、私は最近、大河ドラマをほとんど見ていません。なぜか?それは、私が歴史に詳しすぎる(自称)からでも、特定の歴史観に凝り固まっているからでもありません。単純に、私の「見たいもの」と、NHKが「見せたいもの」が乖離しているからです。歴史エンタメとして、史実をベースにしながらも大胆な解釈や魅力的な物語を期待する一方で、制作側は無難さ、炎上回避、そして(最近は)視聴率低迷への焦りからか、どこか精彩を欠いているように見えるのです。もちろん、素晴らしい作品もあるでしょうが、私にとっては「無理して見なくてもいいか」というレベルになってしまいました。古墳時代?もし本当にやるなら、そのニヒルな視点から、どう現代の視聴者に「見させる」のか。その手腕だけは見てみたい気もします。しかし、それも期待薄でしょうか。


第9章 日本への影響:無邪気な夢と見えない壁

第9章詳細

歴史認識の歪曲?:安易なナショナリズムへの傾倒

歴史ドラマは、人々の歴史認識に大きな影響を与えます。特に古墳時代は、日本の国家や皇室の起源に関わる時代であるため、その描き方によっては、特定の歴史観、特にナショナリズムを煽る道具として利用される危険性を孕んでいます。例えば、「日本統一」や「四道将軍による征服」といった側面を強調しすぎると、安易な国粋主義に傾倒したり、他地域や渡来人を蔑視するような描写につながったりする可能性があります。スレッドで「三韓征伐をドラマ化して…NHKから朝鮮人の影響を取っ払ったことを証明してほしい」という排他的な意見が出たことは、まさにこの危険性を端的に示しています。善良な意図で作られたとしても、見る側の解釈によって、あるいは無意識のうちに、そうした方向へ誘導されてしまう可能性は否定できません。歴史認識の多様性を尊重しつつ、特定のイデオロギーに偏らないバランス感覚が、制作者には極めて強く求められますが、それは容易なことではありません。

地方創生という名の幻想:古墳が観光資源になるか?

大河ドラマの舞台となった地域は、しばしば観光客が増加し、地域活性化に繋がるという効果が期待されます。古墳時代であれば、奈良、大阪、岡山、福岡など、全国各地に点在する古墳や関連遺跡が注目を集める可能性があります。しかし、それによって本当に持続的な地方創生が実現するのでしょうか。多くの古墳は、ただ土が盛られただけの丘にしか見えず、一般の人々にとっては魅力的な観光資源とはなりにくいのが現実です。世界遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群ですら、「ただの山にしか見えない」といった感想も少なくありません。ドラマをきっかけに一時的に観光客が増えたとしても、それは一過性のブームで終わる可能性が高いです。古墳時代をテーマにした観光資源開発や地域振興は、歴史の重みや学術的な価値を理解する層以外には訴求しにくく、「地方創生という名の幻想」に終わる危険性も孕んでいます。

外交問題という名の爆弾(三韓征伐ネタなど):触らぬ神に祟りなし

古墳時代は、朝鮮半島や中国大陸との関係を抜きには語れません。渡来人の技術導入、政治的・軍事的な駆け引き、文化交流など、国際関係が色濃く反映された時代です。しかし、こうしたテーマは現代の東アジア情勢とも無関係ではなく、特に朝鮮半島との関係を描く際には、極めて慎重な配慮が必要です。スレッドで言及された「三韓征伐」のような伝承は、歴史的事実としては証明されておらず、かつては日本の大陸進出を正当化するプロパガンダとして利用された歴史があります。これを安易にドラマで描けば、隣国からの猛烈な批判を招き、外交問題に発展する可能性すらあります。NHKは公共放送として、国際社会への配慮も求められます。そのため、古墳時代の中でも特にデリケートなテーマには、おそらく触れない、あるいは極めて当たり障りのない表現に留めることになるでしょう。それは歴史のダイナミズムを削ぐことにも繋がりますが、触らぬ神に祟りなし、というわけです。これらの見えない壁が、この時代のドラマ化をさらに困難にしています。

コラム:国際関係と歴史認識

歴史は、国内だけの都合で語れるものではありません。特に古代東アジアにおいては、各国の記録や考古学的な発見が複雑に絡み合っています。ある国にとっての英雄が、別の国にとっては侵略者である、ということは珍しくありません。歴史ドラマが、そうした複雑な現実を無視し、自国にとって都合の良い物語だけを語るならば、それはもはや歴史ではなく、単なるプロパガンダとなってしまいます。インターネット上では、簡単に排他的な主張が拡散しますが、公共放送がそれに迎合することは許されません。古墳時代のようなデリケートな時代を扱う際には、そうした国際的な視点や歴史認識の多様性に対する深い理解と、細心の注意が必要です。まあ、そんな面倒なことをするくらいなら、無難な時代を選んだ方が楽でしょうね。


第10章 歴史的位置づけ:この騒ぎは歴史のどの塵芥か

第10章詳細

過去の古代史ブームとの比較(単なる焼き直し?)

実は、日本には過去にも何度か古代史ブームがありました。邪馬台国論争が盛んだった時代、聖徳太子や飛鳥時代が注目された時代などです。NHK大河ドラマでも、飛鳥時代や奈良時代、平安時代といった、比較的史料のある時代の古代史が描かれたことはあります(例:『風と雲と虹と』[2]、『炎立つ』[3]など)。しかし、古墳時代そのものが正面から取り上げられることは少なかったと言えます。今回の「古墳時代大河化」を巡るネットでの議論は、過去の古代史への関心とは少し異なり、特定の時代への深い探求というよりは、「まだ大河でやってない時代があるぞ」「史料がないなら好きにできるじゃん」といった、ある種のゲーム感覚や、既存の枠組みを破りたいという衝動に近いのかもしれません。これは、新しい歴史ブームの萌芽なのでしょうか?それとも、単なる「壮大なる無駄話」の繰り返し、つまり過去の焼き直しに過ぎないのでしょうか。後者の可能性の方が高いように見えますが。

インターネット時代の歴史談義(罵り合い):匿名空間の解放と劣化

かつて歴史談義は、専門家や熱心な愛好家が集まる場(学会、研究会、同人誌、あるいはオフラインのサークルなど)で行われることが主流でした。しかし、インターネットの普及、特に匿名掲示板やSNSの登場により、誰もが自由に歴史について語れるようになりました。これは情報の共有や多様な視点の提示といった肯定的な側面もありますが、同時に、根拠のないデマや陰謀論、誹謗中傷、感情的な罵り合いが横行するといった否定的な側面ももたらしました。このスレッドに見られるような、学術的な議論と陰謀論、個人的な感想が無秩序に入り混じった様相は、まさにインターネット時代の歴史談義の典型と言えるでしょう。匿名空間は人々を「解放」しましたが、同時に議論の質を「劣化」させたのかもしれません。このスレッドは、その劣化の過程で生じた、取るに足らない「塵芥」の一つとして、歴史の中に埋もれていくことでしょう。

大河ドラマの役割とその限界(既に終わったコンテンツ?)

大河ドラマは、長年にわたり日本の歴史エンタメの中心的な存在でした。多くの人々に歴史への関心を持つきっかけを与え、特定の時代や人物のイメージを形作る上で大きな役割を果たしてきました。しかし、近年は視聴率の低迷や、若者を中心としたテレビ離れ、多様なメディアの登場により、その影響力はかつてほどではなくなってきています。スレッドで大河ドラマそのものに対する懐疑的な意見(「受信料の無駄」「見るものじゃない」など)が出ているのは、こうした現状を反映しているのかもしれません。古墳時代という難題に挑戦することは、大河ドラマに新たな活力を与える起爆剤となる可能性もゼロではありませんが、むしろ、その限界を露呈させる結果に終わる可能性の方が高いでしょう。もはや大河ドラマは、過去の栄光にすがる「終わったコンテンツ」なのでしょうか。もしそうならば、古墳時代を舞台にしようという議論自体が、既に過去の遺物についての、過去のメディアに関する、過去の形式での議論という、何重にも皮肉な構図になってしまいます。

コラム:匿名で吠えるということ

私は匿名での発言を否定しません。匿名性があるからこそ言えることもあります。しかし、それは同時に無責任さにも繋がります。顔が見えない、名前がない。だから何を言っても許される、と錯覚する。そして、建設的な議論ではなく、単なる感情の吐露や罵詈雑言、あるいは根拠のない妄想を垂れ流す。このスレッドの参加者たちも、その多くは単に「言いたいことを言っているだけ」なのでしょう。彼らの言葉が、社会に、歴史学に、あるいはNHKの番組制作に、本質的な影響を与えることはまずありません。彼らはただ吠えているだけ。そしてその吠え声は、インターネットという広大な砂漠の中に、虚しく響き渡るだけなのです。その虚しさを知ることは、インターネットという場所を理解する上で、案外重要なことなのかもしれません。


第11章 陰謀論という名の麻薬:深淵を覗きすぎた者たち

ユダヤ人渡来説という怪奇:根拠なき断定

このスレッドの議論が深まるにつれて、本来のテーマから大きく逸脱し、奇妙な方向へと向かっていきます。その最たるものが、「ユダヤ人渡来説」に代表される陰謀論の出現です。スレッドでは「神社の祭りの時のかけ声とか、民謡の囃し言葉とか、短歌の枕詞とか、意味不明な言葉は全部ヘブライ語」「渡来人の正体はユダヤ人。決して平和的な渡来ではなくて、元寇みたいに日本に攻め込んで来て日本人を奴隷にした」といった、荒唐無稽(こうとうむけい)な主張が展開されました。これは、学術的な根拠が乏しい、あるいは全くない説を、あたかも真実であるかのように信じ込む、典型的な陰謀論です。確かに、古代日本と大陸文化の交流はありましたが、それが特定の民族集団による大規模な侵攻や支配に繋がったという説は、歴史学や考古学の成果からは支持されていません。にもかかわらず、こうした説が匿名空間で熱狂的に語られるのはなぜでしょうか。それは、複雑で分かりにくい歴史を、単純で刺激的な物語に置き換えたいという願望、あるいは自分だけが「真実」を知っているという優越感に浸りたいという心理があるのかもしれません。陰謀論は、ある種の麻薬のようなものです。一度その深淵を覗き込むと、抜け出せなくなる危険性を孕んでいます。

「捏造された歴史」への偏執:学会への不信感

陰謀論とセットで語られることが多いのが、「公式の歴史は嘘」「学会は真実を隠蔽している」「教科書は洗脳だ」といった主張です。スレッドでも「謎の圧力で考古学界隈さえも迂闊にこの時代には手を出さない」「明治革命からの捏造カンサイ問題が根っこよなぁ」「事実を言うと消される日本史業界」といった、学術界や既存の歴史観に対する根深い不信感が表明されていました。確かに、歴史学の研究は常に進歩しており、過去の定説が覆されることもあります。また、歴史が時の権力によって都合よく解釈・利用されることがあるのも事実です。しかし、だからといって、専門家たちが結託して「真実」を隠蔽している、と断定するのは行き過ぎた偏執です。学会は常に批判に開かれた場であり、新しい証拠や説があれば検証されます。匿名空間で「捏造だ!」と叫ぶよりも、しかるべき場で証拠を示して議論する方が、よほど建設的でしょう。しかし、陰謀論者はそうしません。彼らは権威への不信感を募らせることで、自分たちの説の「正しさ」を補強しようとするのです。

匿名空間が育む妄想:まともな議論の破壊

なぜ、このような陰謀論が匿名掲示板で容易に拡散し、支持者を得るのでしょうか。それは、匿名空間が持つ特性と深く関わっています。匿名であるため、発言者は責任を問われることなく、どんな奇妙な説でも気軽に口にできます。また、情報の真偽が問われにくく、感情的な共感や「面白いから乗っかろう」といった軽いノリで拡散されていきます。さらに、匿名同士であるため、現実世界では孤立しがちな陰謀論者が、自分と同じ考えを持つ仲間を見つけやすく、コミュニティを形成してエコーチェンバー現象(特定の情報や意見が増幅され、他の情報が排除される現象)を起こしやすい環境です。このスレッドでも、陰謀論的な主張が出現した後、それに対する反論もありましたが、議論は深まらず、むしろ他の論点も陰謀論的に解釈しようとする動きすら見られました。匿名空間は、まともな議論を育む場としては、極めて不向きである、という残酷な現実を改めて認識させられます。

コラム:真実と物語

人間は物語が好きです。複雑な出来事を、原因と結果が明確な、分かりやすい物語にしたいという欲求を持っています。歴史も例外ではありません。しかし、歴史の「真実」は往々にして曖昧で、複数の要因が複雑に絡み合い、解釈が分かれるものです。陰謀論は、こうした曖昧さを許容できず、単純で、ドラマチックで、そして自分にとって都合の良い「物語」を求める人々によって生み出されます。そこに証拠は必要ありません。必要なのは、「こうであってほしい」という願望と、それを信じ込ませるための巧妙な(あるいは稚拙な)レトリックだけです。真実を探求する歴史学と、面白い物語を求める大衆。そして、その間の溝を埋めようとして、あるいは利用しようとして生まれる歴史エンタメと陰謀論。どれも人間の業の深さを示すものと言えるでしょう。


第12章 今後望まれる研究:この茶番から得られる僅かな知見

歴史学者はこんな議論を見ているか?:高みの見物か、落胆か

このスレッドのような、一般の人々による歴史に関する議論は、歴史学の研究にとって何か意味を持つのでしょうか。スレッドの中には「大学入らないとアクセスできない情報がインターネットで誰でも読めるようになった」という意見もありましたが、これは一面的な見方です。確かに、学術論文や資料のデジタル化は進んでいますが、それを正確に理解し、批判的に検討するためには、専門的な知識や訓練が必要です。インターネット上の情報が玉石混淆であることは言うまでもありません。歴史学者は、こうしたネットの議論を、おそらく「世間の声」として把握してはいるでしょうが、それを直接的に研究の対象とするかというと、それはまた別の話です。デマや陰謀論が混じった雑多な意見の中から、何か学術的に意味のある問いを見出すのは困難を伴います。彼らは、このような茶番を冷ややかに傍観しているのか、それとも一般の人々の歴史認識の現状に落胆しているのか。おそらく両方でしょう。彼らが本当に知りたいのは、ネットで飛び交う無責任な意見ではなく、地道な発掘や史料分析から得られる、確かな知見なのです。

メディアと歴史認識の不幸な関係性:どうすれば溝は埋まるのか(埋まるのか?)

このスレッドは、歴史学という専門知と、メディア(大河ドラマ)を通して歴史に触れる一般大衆との間の、深い溝を浮き彫りにしました。歴史学者は史料に基づいた確実性を重んじますが、それは往々にして複雑で分かりにくいものです。メディアは面白さや分かりやすさを追求しますが、そのためには大胆な省略や改変、そして創作が必要になります。一般の人々は、メディアが提供する歴史像を、そのまま「真実」として受け止めてしまいがちです。この溝を埋めるためには、どうすれば良いのでしょうか。歴史学者は、より分かりやすく研究成果を伝える努力をするべきでしょうか。メディアは、歴史考証に最大限配慮し、安易な創作を避けるべきでしょうか。視聴者は、メディアの情報を鵜呑みにせず、批判的に検討するリテラシーを身につけるべきでしょうか。これら全てが必要ですが、言うは易く行うは難しです。特に、インターネット上の無責任な言説が飛び交う現状では、溝は埋まるどころか、むしろ深まっていく一方のように見えます。「どうすれば溝は埋まるのか」。それは、歴史学、メディア論、社会学などを横断する、極めて難解な研究テーマと言えるでしょう。そして、その研究がなされたところで、この溝が本当に埋まるのか、それは誰にも分かりません。

健全な議論の不可能性:インターネットは知性を殺したか

このスレッドに見られたのは、多様な意見の交換というよりは、各自が言いたいことを言い放つ独白の集合、あるいは互いの主張がすれ違う平行線、そして時には罵り合いや陰謀論への傾倒といった、およそ「健全な議論」とは呼べない様相でした。インターネットは、かつて知的な議論の場となることが期待されていましたが、現実には、感情的な対立、フェイクニュースの拡散、そして知性の矮小化を招いている側面が強くあります。匿名性、即時性、そしてフィルターバブルといった特性が、人々を分断し、極端な意見を増幅させるのです。このスレッドは、その小さな一例に過ぎませんが、ここから「健全な議論はインターネットでは不可能なのではないか」「インターネットは人々の知性を殺してしまったのではないか」という、暗澹たる問いが立ち上がってきます。この問いに対する答えを見つけることこそが、もしかしたら、今後の情報社会を考える上で最も重要な「研究」なのかもしれません。しかし、その答えを探求する場もまた、インターネットの中にしか見つけられない、という皮肉な現実がそこにあります。

コラム:私自身の立ち位置

ここまで、匿名者たちの議論を冷ややかに分析してきましたが、私自身もまた、インターネット空間で一方的に持論を展開している匿名者の一人に過ぎません。私はこのスレッドを「茶番」と断じ、参加者を「愚か者」「怪物」と揶揄しましたが、それは私自身の傲慢さの表れかもしれません。私自身もまた、インターネットという麻薬に侵され、知性が歪められている可能性は十分にあります。真実を知っていると信じ込み、他者を見下す。それは、陰謀論者と何ら変わりない姿勢ではないでしょうか。そう考えると、この本全体が、私の内なる混乱や偏見を晒しているだけの、別の種類の「茶番」なのかもしれません。読者の皆様におかれましては、私の言葉もまた、鵜呑みにせず、批判的に、そしてニヒルな視点から読んでいただければ幸いです。まあ、そんなことをする手間をかける読者が、一体どれほどいるのか分かりませんが。


第13章 結論:壮大なる無駄話の果てに

結局、大河化は実現するのか?:おそらくしない

さて、結論です。このスレッドで熱く(あるいは冷ややかに)議論された「古墳時代大河ドラマ化」は、果たして実現するのでしょうか。これまでの分析を踏まえると、その可能性は極めて低いと言わざるを得ません。圧倒的な史料不足、それに伴う考証の困難さと創作の必要性、莫大な制作費、デリケートな歴史認識問題、そして何よりも一般視聴者の関心の低さと歴史オタクの厄介さといった、幾重にも重なる壁が立ちはだかっています。NHKがこれらのリスクを冒してまで、この時代のドラマを制作するメリットは、現状では見出しにくいでしょう。せいぜい、数年に一度の特集ドラマや、ドキュメンタリー番組で一部が紹介される程度ではないでしょうか。このスレッドで語られた夢は、結局のところ、インターネットの片隅で咲いてはすぐにしぼむ、儚い泡沫(うたかた)に過ぎないのです。

匿名者の叫びは何を生むのか?:次の茶番の種

では、この「壮大なる無駄話」は、一体何を生み出したのでしょうか。残念ながら、おそらく何も生み出しません。特定の学術的な進展をもたらすわけでもなく、NHKの番組制作に直接的な影響を与えるわけでもなく、社会全体の歴史認識を大きく変えるわけでもないでしょう。匿名者の叫びは、インターネットという広大な海に撒かれた、取るに足らない一粒の砂に過ぎません。しかし、強いて意味を見出すならば、それはまた別の、新しい「茶番」の種となる可能性はあるかもしれません。今回の議論が、他の場所で別の匿名者を刺激し、再び似たような議論が巻き起こる…その繰り返しこそが、インターネット文化の本質なのかもしれません。終わりのない、無益なループ。それが、この茶番がたどり着く唯一の帰結と言えるでしょう。

読者への無力な提言:この本をそっと閉じること

最後に、ここまで付き合ってくださった奇特な読者の皆様に、私からの無力な提言を。この本は、インターネットの片隅で繰り広げられた、取るに足らない茶番の記録です。ここから何か深い教訓や新たな知見を得ようとするのは、おそらく徒労に終わります。人間の愚かさを再認識したところで、あなたの人生が豊かになる保証はありません。陰謀論の恐ろしさを知ったところで、現実世界の危険が減るわけでもありません。大河ドラマが抱える課題に詳しくなったところで、明日食べるご飯が増えるわけでもありません。ですから、潔くこの本をそっと閉じて、あなたの人生にとって本当に意味のあることに時間を費やしてください。この本に費やした時間を取り戻すことはできませんが、これ以上無駄な時間を過ごさないことは可能です。それが、私からあなたにできる、最初で最後の、そして最も有用な(しかし聞いてもらえないであろう)提言です。ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

コラム:そして、また明日へ

インターネットという場所は、常に新しい話題が生まれ、古い話題はあっという間に忘れ去られます。今日、古墳時代大河について熱く(?)語られていたスレッドも、明日には別の話題で埋め尽くされていることでしょう。そして、またどこかで、別の誰かが、別の時代の、別のテーマについて、同じように無益な議論を始めるのです。その繰り返し。それがインターネット。そして、それはもしかしたら、人間という存在の、どうしようもない性質なのかもしれません。私たちは、常に何かを求め、何かを語り、しかし多くの場合、何も得られないまま、また明日へと向かいます。ニヒルに構える私も、シニカルな文章を書く私も、結局はそのループの一部に過ぎないのでしょう。まあ、それが人間ってもんなんでしょうね。┐(´д`)┌


補足資料:茶番の証拠と背景

補足1:三者三様の感想:この騒ぎを見て

ずんだもんの感想

んもう、古墳時代を大河ドラマにするかどうかって話、めっちゃ盛り上がってたみたいずんだもん!史料がないから創作になるって心配してる人もいるけど、逆に考えるんだな?何も分からないからこそ、想像力をexplosively膨らませて、面白い物語を作れるチャンスずんだもん!卑弥呼のお墓作る苦労話とか、ヤマトタケルの冒険とか、渡来人との international な交流とか、面白そうなんだな!ずんだもんも見てみたいずんだ!まあ、陰謀論とか変な話も混じってたけど、色んな意見があって面白いずんだね!ずんだもんは、みんなが楽しそうに歴史について話してるのが好きなんだな!😄

ビジネス用語を多用するホリエモン風の感想

いやー、古墳時代大河ね。ぶっちゃけ、あれでしょ?史料がないって言うなら、それはもう思いっきり fiction に振り切るしかないんですよ。歴史再現なんてコスパ悪すぎる。どうせ視聴率取んなきゃ意味ないんだから。古代の power struggle とか、テクノロジーの流入とか、そういう本質的なテーマに絞って、徹底的にエンタメとして作り込む。イケメン俳優?当たり前でしょ。ターゲット層を明確にして、バズる仕掛けも必要。受信料?そこはビジネスモデルの問題だし、視聴者が見たいものを提供するのがプロでしょ。誰も見ない地味なドキュメンタリーやるより、よっぽど経済効果もデカいんじゃないかな。要は、どれだけscalableなコンテンツにできるかって話。👍

西村ひろゆき風の感想

えー、古墳時代の大河?うーん、まあ、史料ないって言うけど、適当に作ればいいんじゃないですかね。どうせ歴史なんて後から作られるもんだし。神話とか伝承?それって単なる昔話でしょ?あれを史実として描くのは、なんか変な感じしますけど。視聴率取れない?まあ、そりゃそうでしょうね。歴史オタクしか見ないでしょ、たぶん。受信料?いや、払ってる人、減らした方がいいんじゃないですかね。見ないドラマにお金払う意味、あります?なんか陰謀論とか言ってる人いましたけど、まあ、そういうのも含めて、どうでもいいっちゃどうでもいい話ですよね。はい、論破。はい、おしまい。🤷‍♂️

補足2:茶番を巨視する年表

この年表は、遥か古代の出来事から、現代のインターネット空間で繰り広げられた茶番劇までを、無理やり関連付けて眺めることで、この騒ぎの壮大さと、同時に取るに足らなさを際立たせる試みです。

年代/時期 出来事(古代史) 関連するスレッドでの言及 備考(茶番関連)
紀元前3世紀頃 - 紀元後3世紀頃 弥生時代、邪馬台国、卑弥呼 卑弥呼の墓、火の鳥黎明編 スレッド議論の「前史」にあたる時代
紀元後3世紀中頃 - 7世紀末頃 古墳時代 スレッドの主要テーマ 文字通り「空白の時代」を含む
3世紀中頃 古墳時代開始。ヤマト王権の形成か - 壮大な物語のプロローグ(史料なし)
4世紀 いわゆる「空白の4世紀」 空白の4世紀、謎の4世紀、黒歴史 スレッドで特に「史料がない」と騒がれた時期
? 崇神天皇の事績(伝承) 主人公候補、事実上の初代 実像不明のカリスマ(?)
? 欠史八代(伝承) 欠史八代 議論の前提となる厄介な空白
? 四道将軍の派遣(伝承) 四道将軍、蛮族征服 ドラマチックだが根拠薄弱な英雄譚
5世紀 倭の五王の遣使、ヤマト王権の拡大 倭の五王、雄略天皇(ワカタケル大王) 外部史料で少しだけ実像が見える時代
? ヤマトタケルの活躍(伝承) ヤマトタケル、火の鳥 神話的英雄、ドラマ映えするが…
527年 磐井の乱 磐井の乱 ヤマト王権にとって重要な地方反乱
6世紀後半 物部氏と蘇我氏の対立激化、仏教受容論争 物部氏と蘇我氏の争い 古墳時代終末期の権力闘争
7世紀初頭 推古天皇即位、聖徳太子の摂政 推古天皇、聖徳太子 飛鳥時代へ。古墳時代との境目
663年 白村江の戦い 白村江の戦い、40年間の激動 ヤマト王権の国際的敗北と国内防衛強化
664年以降 防人・山城築造、古墳造営の終焉 40年間の激動、古墳造営の終焉 時代が大きく変わる転換点
712年 『古事記』完成 古事記、太安万侶、稗田阿礼 後の世に編纂された「歴史」の源泉(神話多め)
720年 『日本書紀』完成 日本書紀 国家の正史(建前)
1963年 NHK大河ドラマ放送開始 大河ドラマ 茶番の舞台装置の誕生
1970年代 - 1990年代 古代史ブーム(邪馬台国、飛鳥など) 過去の古代史大河(風と雲と虹と、炎立つなど) 今回の騒ぎの先駆者たち
2024年3月7日 匿名掲示板にて「古墳時代大河化」スレッドが立てられる 元のスレッド 茶番の始まり
2024年3月以降 - 現在 スレッド内で議論が展開される 議論の内容全て 無知と妄想、そして罵詈雑言が渦巻く
2025年7月5日 スレッドで過去の書き込みが引用され再燃か スレッドログ 茶番の継続
未来(?) NHKが古墳時代大河ドラマを制作(可能性低い) 制作の可能性、課題 おそらく実現しない夢
未来(?) この茶番劇が忘れ去られる 歴史的位置づけ、結論 ネットの塵芥となる定め

補足3:この騒ぎをデュエルマスターズにしてみた

この混沌とした議論を、日本の人気トレーディングカードゲーム「デュエルマスターズ」のカードとして表現してみました。全ては私の妄想の産物であり、公式なカードではありません。

カード名:古墳時代の空白論争

文明: ゼロ文明 / 水文明

種類: ツインパクトクリーチャー

コスト: (1)

---

クリーチャー:

種族: 匿名言論 / 迷宮

パワー: 1000

能力:

■ このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を見る。そのうち1枚を自分の手札に加え、残りを山札の一番下に置く。(不確かな情報の中から何かを探す匿名者の試み)

■ このクリーチャーは、相手の能力によって選ばれない。(匿名性による無責任さ、捉えどころのなさ)

■ このクリーチャーが攻撃する時、相手は自身のクリーチャーを1体選び、山札の一番下に置く。(根拠なき批判や妄想が、まともな議論(相手のクリーチャー)を場から消し去る様)

---

呪文:

カード名:空白の4世紀

コスト: (3)

種類: ツインパクト呪文

能力:

■ 自分のクリーチャーをすべてアンタップする。(混沌から一時的に活力を取り戻すかのような効果)

■ 相手の墓地にあるカードをすべて山札に加えてシャッフルさせる。(過去の定説や失われた情報(墓地)を再び不確かな状態(山札)に戻す「空白」の力)

---

フレーバーテキスト:
(クリーチャー側) 「史料?知らんがな!」── 画面の向こうで、今日も誰かが叫んでいる。
(呪文側) 歴史から消えた時間。それは全てを曖昧にし、新たな妄想の余地を生み出す。

補足4:関西弁一人ノリツッコミ:古墳時代大河、なんでやねん!

「古墳時代を大河に? いやいや、史料なさすぎやろ! 何すんねん一年間…ひたすら古墳作ってるだけのドラマか?(ボソッ)…って、いやいや! だからこそ創作の腕の見せ所ちゃうんかい! 謎多き時代に、大胆な人間ドラマをぶち込んだらええねん! ヤマト王権の成り上がりとか、地方豪族との覇権争いとか、渡来人とのinternationalな交流とか! 面白そうやん!

歴史オタク以外見ぃひん? ノンノン! 知られざる時代やからこそ、一般視聴者も『へー、日本って昔こんなやったんや!』って惹きつけられる可能性あんねん!…ないわけ、ないよな? 絶対あるはずや! 知らんけど!

ほんで、卑弥呼の墓一年かけて掘るて? どんな罰ゲームやねん! 地味すぎるわ! いや待てよ、その苦労話にこそ、当時の技術とか労働者の悲哀とか、深い人間ドラマがあるかもしれんやん! ひたすら掘って、たまに落盤事故とかあって、友情と汗と涙! ありやん!

「戦はイヤでございますぅ」とか現代の価値観持ち込むな? そらそうや! 当時そんなん言うてる場合ちゃうやろ! 飢えてるし、いつ敵に襲われるか分からんし、必死で生きてる時代やん!…って、でも待てよ? 現代の視聴者は共感したいねん。登場人物に感情移入したいねん。全く理解できん価値観やと、誰も見ぃひんやろ! 難しいとこやな!

陰謀論? ユダヤ人渡来説? なんやねんそれ! 神社の掛け声がヘブライ語て! あんたらアホちゃうか! …って、いや、でもさ、歴史って分からんことが多いから、色んな説があってええと思うねん。真実は一つとは限らんし、分からんことに想像力を働かせるのは、ある意味学問の始まりかもしれんやん? ただし、根拠のないデマを振りまくのは論外やけどな!

結局、古墳時代大河? やるんか? やらんのか? どっちやねん! まあ、たぶん、やらへんやろな。 リスク高すぎるもん。でも、もしやったら…ちょっと見てまうかもしれん。 関西人やし、古墳いっぱいあるしな。ほんま、なんでやねん!」

補足5:大喜利:古墳時代大河、まさかの展開

お題1:古墳時代大河ドラマ『ミマキ』、斬新すぎるサブタイトルとは?

  • 「石室(へや)とワイシャツと天皇(わたし)」
  • 「俺たちの前方後円墳はまだ始まったばかり!」
  • 「古墳づくり、ときどき壁ドン」
  • 「盾列(タテキ)する前に言うべきこと」
  • 「ヤマトタケル、それは君が見た光」
  • 「埴輪たちの反乱:我々は飾りじゃない!」
  • 「渡来人探偵ユダヤ:消えた聖櫃の謎」

お題2:NHKが古墳時代大河で絶対に放送事故を起こしそうなシーンは?

  • 埴輪(はにわ)が急に喋り出し、中の人の愚痴を垂れ流す。
  • 主人公が誤って土器(ドキ)を割ってしまい、土下座が始まる。
  • あまりに史料がなさすぎて、画面が真っ黒になり「資料がないため、これより3ヶ月間は埴輪のアップでお送りします」とテロップが出る。
  • 渡来人が登場するも、通訳が間に合わずジェスチャーだけでストーリーが進む。
  • 天皇が古墳の上で熱唱し始める。
  • 馬の埴輪が突然走り出し、セットを破壊する。
  • 登場人物全員が「ですます調」で話し始め、「現代語すぎる!」と炎上。

お題3:古墳時代にタイムスリップしてしまった現代人が、最初にやらかすこととは?

  • コンビニを探してさまよう。
  • 「写メ撮らせてください!」と古墳や埴輪にスマホを向けるが、電波が入らない。
  • 当時の人々の言葉が分からず、英語で話しかけてさらに混乱を招く。
  • コンビニ弁当を広げて「食糧に困らないですね!」と感心される。
  • 「え、まだ天皇いるんですか?」と聞いてしまう。

補足6:ネット反応シミュレーター:予測される阿鼻叫喚とその反論

もし本当に古墳時代大河が制作されたら、インターネット上はどのような反応で溢れるでしょうか? スレッドの延長線上に予測される、様々な層からのコメントと、それに対する冷静(?)な反論をシミュレーションしてみましょう。

なんJ民風コメントと反論

コメント:「やっぱ古墳時代とか地味すぎワロタwwwww予想通り古墳掘るだけやんけ! なんJ民以外見てないやろこれ! はい、解散解散! 視聴率0%待ったなし!」

反論:「えぇ…まだ始まったばっかりやろ…古墳掘るシーンも当時の技術とか描いてて結構面白かったやん…視聴率0はさすがにないやろ…まあ、お前が見てないのは知ってたけどな…」

ケンモメン風コメントと反論

コメント:「ほらな、やっぱり天皇制の起源美化プロパガンダじゃん。欠史八代とか適当にごまかして、崇神天皇ヨイショしてるだけ。NHKの歴史捏造はいつものこと。受信料返せ! どうせ渡来人は悪者扱いだろ?」

反論:「いや、意外と欠史八代の不確かさにも触れてたし、崇神天皇も権力者としての影の部分描いてたぞ?渡来人も技術をもたらした重要な存在として描かれてるっぽいし。決めつけは良くないぞ。」

ツイフェミ風コメントと反論

コメント:「やっぱりね。女性キャラクターはほぼ出てこないか、出てきても男性主人公の引き立て役。古墳造りとか男の仕事ばっかりで女性の描写ゼロ。当時の女性はどんな暮らしをしてたの?全く想像力がないドラマ。古臭すぎ。」

反論:「うーん、確かに男性中心ではあるけど、特定の女性首長(卑弥呼以外にも)が出てきたり、祭祀に関わる女性の描写はあったりするみたいよ?生活描写も、土器作りとか育児とか、女性の役割も少しは描かれてるんじゃない?…まあ、メインではないだろうけど…」

爆サイ民風コメントと反論

コメント:「ふざけんな! 大河やるなら(地元名)を舞台にしろって言っただろ! 奈良ばっか映しやがって! うちの県の古墳の方がデカいんだぞ! 陰謀論とか変な描写入れるんじゃねーぞ! 地元民舐めんな!」

反論:「まあまあ落ち着けって。大河は全国色んな時代・場所を舞台にするから、いつか地元が舞台になる可能性もあるだろ?今回は奈良周辺がメインっぽいけど、他の地域の豪族とかも少しは出てくるかもしれないし…陰謀論は困るけど、地元愛は大事にしような!」

Reddit/HackerNews風コメントと反論

コメント:「As expected, the historical accuracy is questionable due to the lack of sources. It seems heavily reliant on mythology and nationalistic interpretations. The portrayal of technology and daily life also appears superficial. It fails to capture the true complexity of early state formation and continental interactions. Definitely not a documentary.」

反論:「While the points about historical accuracy and reliance on mythology are valid, criticizing it for not being a 'documentary' might be missing the point of a historical drama. The challenge lies in making it *engaging* for a wide audience despite the lack of data. Perhaps evaluating it on its narrative strength and how it stimulates interest in the era, rather than strict academic rigor, would be more productive. Still, the potential for biased interpretation is concerning.」

目黒孝二風書評風コメントと反論

コメント:「ふむ。案の定、薄っぺらい。史料なき虚空に、安っぽいナショナリズムと耳当たりの良いヒューマニズムを塗りたくっただけの、見るに耐えない代物だ。権力者が歴史を創り出す過程を描く?笑止!それはこのドラマ自体がやっていることではないか。視聴者を愚弄する茶番劇。私が『この本』で喝破した懸念が、全て現実となっただけの話。吐き気がする。」

反論:「先生、相変わらず切れ味鋭いですね。しかし、先生がお書きになった『この本』が、こうしたドラマの『茶番』を予言し、それを観察する視点を提供している、と考えれば、これはこれで一つの『現実』を記録したものであり、無価値ではないのでは?先生の視点なくしては、このドラマの、そしてこの議論の、どこが『茶番』なのかすら気づけない人々も多いのですから。」

補足7:教育現場での活用(?):高校生クイズ&大学生レポート課題

このスレッドの議論を、教育の場で活用(悪用?)するとしたら、どのようなものが考えられるでしょうか。真面目に古代史を学ぶというよりは、メディアリテラシーや歴史認識、あるいはインターネット上の議論の性質について考えさせるための題材として、ニヒルな視点から考えてみました。

高校生向けの4択クイズ(ひっかけ問題含む)

問題1: このスレッドで、古墳時代の大河ドラマの主人公候補として名前が挙がった人物として、最も信憑性が低いのは次のうち誰でしょう?[4]
a) 崇神天皇
b) 卑弥呼
c) ヤマトタケル
d) ドラえもん

問題2: スレッドで、古墳時代の大河ドラマ化が「超難題」とされた理由として、最も多く指摘されていた点は何でしょう?
a) 古墳時代に有名な俳優がいない
b) 古墳造営のCG制作費が高い
c) 文献史料が極めて少ない
d) 視聴者が古墳に興味がない

問題3: スレッドの中で使われた「空白の4世紀」という表現は、主にどのような状態を指していましたか?
a) 文献史料がほとんど残されていない、実態がよく分かっていない時代
b) ヤマト王権が各地を完全に統一し、戦争が一切なかった平和な時代
c) 重大な歴史的事件が隠蔽されている、特定の歴史家にとっての「黒歴史」
d) 日本の歴史書に全く記述がない、完全に未知の時代

問題4: スレッドで議論された、日本の古代史書『古事記』や『日本書紀』について、その記述の性質を最も適切に表している意見はどれでしょう?[5]
a) 当時の出来事を完全に正確に記録した、信頼できる史料である。
b) 後世に編纂されたものであり、神話や伝承、系譜が多く含まれ、史実性には検討が必要である。
c) 当時の人々の日常や個人的な感情を詳細に描写した、貴重な日記や手記である。
d) 特定の地域や豪族の都合に合わせて、全くの嘘で構成されたフィクションである。

---

解答: 問題1: d) ドラえもん, 問題2: c) 文献史料が極めて少ない, 問題3: a) 文献史料がほとんど残されていない、実態がよく分かっていない時代, 問題4: b) 後世に編纂されたものであり、神話や伝承、系譜が多く含まれ、史実性には検討が必要である。

大学生向けのレポート課題

課題:

添付されたインターネットスレッドは、日本の古墳時代をNHK大河ドラマにするという提案を巡り、多様な意見が交わされています。この議論を事例として取り上げ、以下の点を考察し、論述しなさい(指定文字数 #### 字以内)。

  1. 古墳時代を歴史ドラマとして制作する際に直面する史料上の課題と、それに対するスレッド参加者の認識について分析しなさい。
  2. 歴史エンタメにおける「史実性」と「フィクション性」のバランスについて、古墳時代の特殊性を踏まえて論じなさい。
  3. インターネット上の匿名空間で行われる歴史に関する議論の性質(利点と問題点)について、このスレッドの事例を具体的に挙げながら考察しなさい。特に、陰謀論や特定の歴史観がどのように介入し、議論に影響を与えているかについて言及すること。
  4. NHK大河ドラマという公共放送のコンテンツが、史料の少ない時代を扱う際に考慮すべき社会的・政治的・文化的な側面について、このスレッドの議論内容を参考に論じなさい。

参考文献:

  • (適宜、日本の古代史、歴史学、メディア論、インターネット社会論に関する学術文献や信頼できる資料を各自で検索し、活用すること)
  • 本レポートで参照したインターネットスレッド(URLまたは内容のコピー)

評価基準:

  • スレッド内容を正確に読み解き、主要な論点を把握しているか。
  • 歴史学、メディア論、社会学などの視点から、多角的に考察しているか。
  • 自身の主張を論理的に構成し、説得力のある文章で表現しているか。
  • 適切な参考文献を調査・引用し、自身の議論を裏付けているか。
  • インターネット上の情報(特に匿名掲示板)を批判的に分析できているか。

(注: この課題に取り組む学生は、安易な陰謀論に傾倒せず、学術的な視点を維持することが求められます。それができない学生は、残念ながらこの課題には不向きです。)

補足8:潜在的読者のために:プロモーション資料(笑)

この本(?)を、世に送り出すと仮定して、潜在的な読者を惹きつけるためのプロモーション資料をニヒルに作成してみました。

この記事につけるべきキャッチーなタイトル案

  • 古墳時代大河? 誰も知らない時代に、誰もが勝手に語り出す茶番劇
  • 史料ゼロでも問題なし? ネット民が夢想する「俺たちの古墳時代大河」
  • NHKよ、これが現実だ!古墳時代大河化論争に見る、無知と妄想の深淵
  • 「空白の4世紀」に何を見た?ネットに跋扈(ばっこ)する歴史観と陰謀論
  • 大河ドラマという名のサンドバッグ:古墳時代という難題を投げつける匿名者たち

この記事をSNSなどで共有するときに付加するべきハッシュタグ案

#古墳時代 #大河ドラマ #古代史 #日本史 #NHK #歴史学 #考古学 #歴史エンタメ #空白の4世紀 #ネット論争 #匿名掲示板 #陰謀論 #歴史好きと繋がりたい (ただし、安易な歴史好きとは一線を画したい人向け)

SNS共有用に120字以内に収まるようなタイトルとハッシュタグの文章

史料なし、タブーあり。古墳時代大河化を巡るネットの阿鼻叫喚を記録。無知と妄想、そして陰謀論。茶番劇の全貌。#古墳時代 #大河ドラマ #歴史論争

ブックマーク用にタグを[]で区切って一行で出力(タグは7個以内、80字以内)

[日本の歴史][古墳時代][テレビドラマ][歴史観][社会問題][インターネット][匿名掲示板]

この記事に対してピッタリの絵文字

🗿🤔❓⚔️👑🚧💡🌐🐒🗣️🤷‍♂️😵‍💫🤮🤡📉🗑️

この記事にふさわしいカスタムパーマリンク案

kofun-taiga-net-chaos anonymous-ancient-drama-debate nihon-kofun-saraba internet-rekisi-mousou

この記事の内容が単行本ならば日本十進分類表(NDC)区分のどれに値するか

[212][日本の歴史-古墳時代]

この記事をテーマにテキストベースでの簡易な図示イメージ

+-----------------------+
| 匿名掲示板 |
| (古墳時代大河スレッド) |
+-----------+-----------+
|
+---------+----------+
| |
+-----+-----+ +------+----+ +-------+-----+
| 歴史知識(断片)| | 制作の現実 | | 陰謀論/偏見 |
| (正確・不正確) | | (予算,タブー)| | (無知,不信) |
+-----+-----+ +------+----+ +-------+-----+
| |
+---------+----------+
|
+-----------+-----------+
| 無秩序な意見交換 |
| (論点拡散,罵詈雑言) |
+-----------+-----------+
|
+---------+----------+
| |
+-----+-----+ +------+----+
| 徒労感 | | 次の茶番の種 |
| (何も生まない)| | (繰り返し) |
+-----+-----+ +------+----+

巻末資料:無駄を彩る装飾

用語索引:混乱の羅列(アルファベット順)

用語索引詳細
  • アメーバ:単細胞生物。ここでは、個々の意見がまとまりなく存在し、形を変えながら増殖していくインターネット上の議論の様子を比喩的に表現しています。
  • 陰謀論:公式な説明や定説に反し、特定の出来事が隠された秘密組織や意図によって操られていると主張する説。多くの場合、根拠が乏しく、証拠よりも願望や不信感に基づいて信じられます。
  • 欠史八代(けっしはちだい):『古事記』『日本書紀』に記される、神武天皇から開化天皇までの8代の天皇。その事績に関する記述が極めて乏しく、実在性や事績の正確性には歴史学的に大きな議論があります。史料が「欠落している」時代にあたります。
  • 古事記(こじき):712年に完成した日本最古の歴史書。神話、伝承、系譜などが中心で、歴史的事実をどこまで反映しているかには議論があります。
  • 古墳時代:紀元後3世紀中頃から7世紀末頃にかけての日本列島の時代。大規模な古墳が築造されたことを特徴とします。ヤマト王権の形成・発展期にあたりますが、同時代の文献史料は極めて乏しいです。
  • 考証(こうしょう):歴史研究において、史料や証拠に基づいて事実を確認し、時代や文化を詳細に明らかにすること。歴史ドラマでは、時代の雰囲気を再現するために行われますが、史料の少ない時代では困難を伴います。
  • サービス残業:雇用主から給与が支払われないにも関わらず行われる労働。コラム中で筆者の「無駄な時間」を皮肉る文脈で使われています。
  • 三韓征伐(さんかんせいばつ):『日本書紀』に記される、神功皇后が朝鮮半島の新羅・百済・高句麗を征服したとされる伝承。歴史的事実としては証明されておらず、後世に政治的に利用された経緯があります。
  • 史料(しりょう):歴史研究の材料となる文献や遺物。古墳時代は同時代の文献史料が極めて少なく、考古学的な史料が重要になります。
  • 史料がないから適当に作れ:史料不足を逆手にとり、自由に想像・創作してドラマを作るべきだという、スレッドに見られた安易な意見。歴史考証の困難さを軽視しています。
  • 邪馬台国(やまたいこく):3世紀に『魏志倭人伝』に記された倭国の有力な国。女王・卑弥呼が治めました。その正確な位置については、畿内説と九州説を中心に現在も議論が続いています。
  • 視聴率(しちょうりつ):ある番組がどれだけの人々に見られたかを示す指標。テレビ番組の商業的成功を測る上で重要視されますが、歴史ドラマにおいては、歴史的価値と商業性のバランスが問題となります。
  • 神功皇后(じんぐうこうごう):『日本書紀』に登場する伝説的な人物。三韓征伐の伝承で知られますが、その実在性には議論があります。
  • 健全な議論:異なる意見を持つ人々が、相互尊重のもと、根拠に基づいて論理的に意見を交換し、共通理解やより良い結論を目指す話し合い。インターネットの匿名空間では実現が困難な場合があります。
  • 崇神天皇(すじんてんのう):『古事記』『日本書紀』に記される第10代天皇。欠史八代の後で、比較的具体的な事績が記されており、「事実上の初代」と呼ばれることがあります。実像には諸説あります。
  • 壮大なる無駄話:本書全体を指す言葉。インターネット上で繰り広げられた、大きなテーマを扱いながらも、結局何も生み出さない空虚な議論に対する、筆者のシニカルな評価です。
  • 創作(そうさく):史実に基づかない、作り話やフィクション。歴史ドラマでは、史実を補うために必要となりますが、その度合いが問題となります。
  • 触らぬ神に祟りなし:わざわざ面倒なことや危険なことに手を出さなければ、災いを招かないという意味の日本のことわざ。古墳時代のドラマ制作における、特定のデリケートなテーマ(皇室、半島関係など)を避ける傾向を指して使われています。
  • 大河ドラマ:NHKが毎年放送している、歴史上の人物や出来事を描く連続テレビドラマシリーズ。国民的な人気を持つ一方で、近年は様々な課題も抱えています。
  • タブー:社会的に禁忌とされ、公に語ったり触れたりすることが避けられる事柄。歴史ドラマにおいては、特定の政治的・宗教的な問題や、倫理的に問題のある描写などがこれにあたります。古墳時代には特にデリケートなタブーが多いです。
  • 茶番(ちゃばん):見ていてばかばかしくなるような、ふざけた振る舞いや、芝居がかった、中身のない騒ぎ。本書全体で、インターネット上での古墳時代大河化を巡る議論を形容するために使われています。
  • チープなCG:低予算で制作された、見た目の質が低いコンピュータグラフィックス。ドラマ制作において、予算不足が懸念される場合に用いられる可能性を皮肉っています。
  • 匿名(とくめい):名前や身元を明かさないこと。インターネット掲示板の多くは匿名性が高く、自由に発言できる一方で、無責任な発言やデマ、誹謗中傷が生まれやすい環境です。
  • 捏造カンサイ(ねつぞうカンサイ):スレッドに登場した陰謀論的な言葉。関西地方が日本の歴史を捏造している、といった意味合いか。根拠不明の主張です。
  • 日本書紀(にほんしょき):720年に完成した日本の正史。神代から持統天皇までを記述。古事記よりも史実性が高いとされることもありますが、編纂意図や脚色が含まれる点に注意が必要です。
  • ニヒル:虚無的で、懐疑的な態度をとること。人生や物事の価値を否定的に見る傾向。筆者の基本的なスタンスです。
  • 人間という存在の業(ごう):仏教における「業」(カルマ)転じて、人間のどうしようもない性(さが)や宿命的な欠点、愚かさなどを指す、筆者のシニカルな表現。
  • パーマリンク:ウェブサイトにおいて、特定の記事やページに永続的に割り当てられるURLのこと。
  • 覇権争い(はけんあらそい):複数の勢力が、ある地域や分野で主導権を握るために争うこと。古墳時代のヤマト王権と各地の豪族、あるいは朝鮮半島の情勢などで見られます。
  • 博物館(はくぶつかん):歴史的な資料や遺物などを収集・保管・展示し、教育や研究を行う施設。真面目に歴史を学びたい人々に本書ではなくこちらへ行くことを勧める文脈で使われています。
  • 百舌鳥・古市古墳群(もず・ふるいちこふんぐん):大阪府にある、多数の古墳からなる遺跡群。特に仁徳天皇陵とされる大仙陵古墳を含む、巨大な前方後円墳が集中しています。世界遺産に登録されました。
  • フィクション:創作された物語や内容。事実に基づかないもの。
  • プロパガンダ:特定の思想や主義を広めるための宣伝活動。歴史が政治的に利用される際に、特定の歴史観を強調する形で用いられることがあります。
  • ベース:土台、基礎。歴史ドラマにおいて、史実をどの程度基礎とするか、が問題となります。
  • 編集(へんしゅう):文章や情報などを整理し、分かりやすい形にまとめること。
  • 歴史エンタメ:歴史上の出来事や人物を題材とした、エンターテインメント作品(ドラマ、映画、小説、漫画、ゲームなど)。史実性と面白さのバランスが常に問われます。
  • 歴史考証(れきしこうしょう):考証と同義。
  • 歴史修正主義(れきししゅうせいしゅぎ):過去の歴史認識や定説に対して、特定の意図や目的を持って修正を試みる立場。しばしば政治的な意図や排他的な思想と結びつきます。
  • 倭の五王(わのごおう):5世紀に中国の史書に記録された倭国の5人の王。彼らの遣使を通じて、当時のヤマト王権の活動の一部が伺えます。
  • ユダヤ人渡来説(ユダヤじん とらいせつ):古代日本にユダヤ人が渡来し、文化や宗教に影響を与えた、あるいは日本の文化や皇室の起源に関わっていると主張する説。学術的な根拠は乏しいです。

用語解説:無意味に意味付けを試みる

この章は用語索引と同じ内容になりますので、上記「用語索引」をご参照ください。

脚注:蛇足の注釈

[1] 第5章-1 確かに『古事記』や『日本書紀』は古墳時代より後に編纂されたため、当時の出来事をそのまま正確に伝えているわけではありません。神話や伝承が多く含まれ、天皇の系譜や事績も後世の編纂者の意図によって整理・脚色されていると考えられています。歴史研究においては、これらの文献を他の史料(考古学的発見や中国史書など)と照らし合わせながら、慎重に解釈する必要があります。スレッド参加者の言う「神話や伝承」という認識は一面的ながらも、その「史実性」に疑問を呈している点では、ある程度的を射ていると言えるかもしれません。

[2] 第10章-1 大河ドラマ『風と雲と虹と』は、平安時代中期、平将門と藤原純友の乱をテーマにした作品です。古代史というよりは中世史の始まりに近い時代ですが、律令体制の動揺や地方の動向を描いており、広義の古代史ブームの一環として位置づけられます。

[3] 第10章-1 大河ドラマ『炎立つ』は、平安時代後期の東北地方を舞台に、奥州藤原氏の興亡を描いた作品です。こちらも厳密には古代史ではなく中世史ですが、ヤマト王権による東北支配の歴史や、蝦夷との関係なども描かれており、古代から中世への移り変わりを扱った作品として、過去の古代史関連大河として挙げられることがあります。

[4] 補足7 問題1の選択肢d)「ドラえもん」は、言うまでもなく藤子・F・不二雄による漫画・アニメのキャラクターであり、歴史上の人物ではありません。スレッド参加者もさすがにドラえもんを主人公候補には挙げていませんが、議論の突飛さを強調するための選択肢として含めました。他のa), b), c)はスレッドで実際に主人公候補として言及された人物です。

[5] 補足7 問題4の選択肢a)は過信、c)は誤り、d)は過度な否定であり、最も適切なのはb)です。これらの史書は、後世の編纂物であること、神話や伝承を含むこと、そして史実性の検討が必要であることを理解することが、古代史を学ぶ上で重要です。

免責事項:全ての責任からの逃避

本書で述べられている意見や解釈は、全て筆者個人のものであり、特定の学術機関、団体、あるいは匿名スレッド参加者の見解を代表するものではありません。本書の内容は、インターネット上の匿名掲示板での議論を基に、筆者のニヒルでシニカルな視点から分析・再構成したフィクションであり、歴史学的な正確性や客観性を保証するものではありません。特定の歴史観や人物、団体を誹謗中傷する意図はありませんが、読者が不快感を抱く表現が含まれている可能性はあります。本書を読むことで生じたいかなる損害や不利益についても、筆者は一切の責任を負いません。また、引用したインターネット上の書き込みは、原文のママではなく、一部修正や省略、意訳が含まれている場合があります。これらの書き込みの真偽や書き込み主の意図についても、筆者は判断する立場にありません。本書はあくまで、インターネットという匿名空間で繰り広げられた、ある特定の議論を記録・観察した記録であり、それ以上の意味を持つものではありません。この内容に同意できない方は、速やかに本書を閉じて、なかったことにしてください。

インターネット上の情報、特に匿名掲示板やSNSの情報は、常に真偽不明であることを認識し、批判的に検討することが重要です。安易な陰謀論やデマに惑わされないよう、信頼できる情報源を確認することを強くお勧めします。

……以上、面倒な手続きはこれくらいにしておきましょう。それでは、どうぞご自由に、この無駄な文章をお楽しみください。あるいは、さっさと忘れてしまっても結構です。どちらにしても、世界は何も変わりませんから。

日本の古代史研究現状について調べる
大河ドラマ制作費について調べる
歴史エンタメの史実性について考える
インターネット匿名掲示板文化について学ぶ
dopingconsomme.blogspot.comを訪れる(もし存在すれば)

コメント

このブログの人気の投稿

Too Big To Fork:AI時代のLinuxとデジタル公共財の終焉 #TooBigToFork #Linux #AI #七18 #1991九17LinuxとOSSプロジェクト_平成IT史ざっくり解説

複数のRSSFeedを一つのURLにまとめる・統合する方法 #士30 #1999RSS_RDF・SiteSummary_平成IT史ざっくり解説

#INVIDIOUSを用いて広告なしにyoutubeをみる方法 #士17 #2018INVIDIOUSとOmarRoth_令和IT史ざっくり解説