魔理沙とアリスの自己矛盾☆感想 sm36353098
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テーマ
これ、なんか議論になってたりするんでが、人それぞれあっていいんじゃない?なんか映画とかでもそうだけど「この映画の真のテーマはこれだ!」みたいなのありますけど、感覚については議論できないでしょ。私の中ではやはり、しりりに対する応答でしょうか自己矛盾兄貴がしりりの才能に嫉妬していたかはわかりませんが、しりりが凍結されて主人公があんまり喜べないのは恐らく作品でしりりに見返したかったから。あれだけしりりに嫉妬させられていた自身のプライドを回復するには、しりりに嫉妬されるような存在になるしかない。そう考えるとしりりが凍結された結果、それで視線を集めることができたとしても失われた誇りを贖うことができない。このボイドラ自身が「俺はこんなボイドラ作ったぜ!どうだ!しりり!」というラブレター。でもそれは届かないラブレター。う~んエモい。
しりりがいなくなった以上主人公の熱が冷めて振り返ると自分にのこっているのがクッキー☆ばかりであらまびっくり!安易な二次創作は嫌いだ!終わり!閉廷!こんな感じでいいんじゃない?テーマ
子供たちを責めないで
エンディングは「子供たちを責めないで」ですがこの曲の「子供」に「クッキー☆投稿者」を代入すると「ク投稿者を責めないで」となる。「私は子供が嫌いだ!(しかし誰もが自身も含めて、がかつては子供だったのだ)」は「私は投稿者が嫌いだ!(しかし自分自身もまた投稿者なのだ!)」となる。しかも足が臭い!「離せ!私は大人だぞ!」「離せ!私はRIMだぞ(一次創作物だぞ!ということ?クッキー☆は三次創作、あるいはRIMを名乗らないと閲覧2の存在でしかないということ?)」複数の読み解きができるというのも面白いところ。楽曲自身が自己矛盾なんですねえ、これ。
楽曲自身が「本当は子供が好きだが、子供に好かれなくていじけているおっさんの歌」だとしたとき、これを自己矛盾☆に当てはめるとどうなるんでしょう?「本当はクッキー☆が好きだが、クッキーに好かれなくていじけている」?クッキーに好かれないというのはよくわからないですね。「本当は一次創作が好きだが、一時創作には好かれてない(評価されることがない、才能がない?)」この辺はうまく当てはめることができないのでやめときましょう。
ちなみにしりりを当てはめると「本当はしりりが好きだが、好かれなくていじけている歌」となる。やはり自己しり☆じゃないか。たまげたなあ。
嫌いな界隈なんだけど離れられないくらい(好き)なんだ!というのがおちということで。
クッキー☆厨を責めないで |
好きなシーン
ピエロがボイドラ公開収録にRIMがなかなか来ないところで、取り巻きが「逃げちゃったんじゃないですかぁ?」みたいなことを言うんですが。ピエロは「いや、奴は来る…(なぜなら奴は俺と同じ閲覧2で苦しんできたからだ、ゆえに奴は来る)」という含みを持たせた回想が数秒はいるシーン。
それまで初めに主人公をク堕ちさせた悪役というだけでほとんど掘り下げのなかったがこの回想シーンが不意に挿入されることでぐっとキャラのデティールが刻まれてくるんですね。
それまで主人公視点で場面が進んできただけあって主人公の挫折に共感している、からの~「お前も主人公と同じだったのか…。」という具合にいっきに身近な存在になってくる、その揺さぶりがお太い。
どこかピエロが祈るようにRIMを待っているのもエモエモ。
ピエロの気持ちを勝手に敷衍するなら、結局のところオリジナルでは注目されない、ならばアレな界隈であっても注目される界隈に身を置きたいということ。自分の自己顕示欲からめを背けないというスタンスでしょうか?主人公には自己顕示欲もありますが一方で作品に対する誠実さがなければならないとも思っている。その辺がもう割り切ったピエロと割り切れない主人公とでわずかな立ち位置の違いを表している。
この自己顕示欲から目を背けないというスタイルを露悪的に描くとピエロになるんでしょうね。誰にでも欲はあるんだけどね。なぜか上品にしてないといけない風潮はあるよね。自己顕示欲からは逃げられないというのはそれとして、創作に対する誠実さが若干違うんでしょうね。そのあたり一次と二次論争以上に重要だと思いますね。
終わりに
究極的にオリジンな創作なんてないと言いますし私は面白ければそれでいい思ってるんでしけど、見てる側と作る側では世界が違いますから、界隈に浸かっていると、ここに自分のオリジンあるのか?と不安に駆られることがあるのかもしれません。しかしオリジンさ、個性さ、というのは隠そう隠そうとしても滲み出てくるものだと思うんで。それが何次創作だとしても最後には誠実にさなんでしょうね、やっぱり。もう一つ書いておきたいのは、この界隈が投稿者を吸引する悪魔的な魅了の強さです。はっきり言ってこの界隈に自分の人生の時間を投資する意味ってほとんどないですよね?意味がないどころかキャリアにとって例のアレ投稿者であったことはマイナスでしかなく、それはほぼ犯罪者の刻印が刻まれるわけです。泥棒ギルドに加盟するようなものだ。
にも関わらずどこからともなく投稿者は現れ、怪作、魔作が投稿されるわけです。この現象を私は説明できないわけですが、この界隈の悪魔的な魅力を作り手側から描写・表現したのが自己矛盾☆の味わいというか、噛み応えのある部分なんじゃないでしょうか。この悪魔的な魅力を表現するのってなかなかいないでしょ!これって…勲章ですよ。
そういういろんなことを考えさせるってのは傑作。怪作。ただで見れるんで見ましょう!ね?
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