卒論 ビットコインを擁護し、未来の貨幣を想像する はじめに

 学生時代に書いた卒論があったのでここに置いておこうと思います。私は16年度卒なので、当時手に入る範囲の資料を用いて書かれました。プレイリストはおまけです。

卒論 ビットコインを擁護し、未来の貨幣を想像する




はじめに

2014年2月28日ビットコインと他の通貨との取引を行っていた取引所マウントゴックス社が東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請した。このニュースはメディアの大きく報じられ、多くの人々がビットコインの存在を知るとともにそれが何やら怪しげな詐欺のように見られるようになった。
 麻生財務・金融相も「(ビットコインは)長続きせず、どこかで破綻すると思っていたが、意外に早かった」(読売新聞東京夕刊3面 2014年2月28日)¹と発言したがビットコインそのものと取引所を混合しているようにも捉えられる。このことからも我が国ではビットコインがなんであるか正しく認識されていない。しかしビットコインが経済にどのような影響を与えるか、ビットコインは未来の貨幣の形なのか、今後の経済を考える上で重要な議論だと私は考える。
 第一部ではビットコイン含む暗号通貨(ブロックチェーンによって成り立つ仮想通貨)が経済にどのような影響を与えるか考える。
 その為にまずビットコインの機能を明かす。次に現在流通している貨幣の要件を挙げる。私はビットコインが貨幣として通用するという仮説を提示し。貨幣の要件にビットコインが当てはまることで仮設の正しさを検証する。
 またビットコインが貨幣として流通するとき、経済にどのような影響を与えるか考える。
 第二部ではビットコイン含む現行の貨幣の価値が実体のない観念的な根拠によって成り立っていることを暴き、それが効率的市場仮説を脅かしている事実を確認する。
 そこから現行の貨幣が古典派経済学の認識からかけ離れたものになっている事実をあげ、古典派の認識に則った新たな通貨を想像する






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